創立100周年のディズニー作品の“音楽”をテーマに裏話&見どころを紹介

2023/09/26 16:39 配信

映画 アニメ

「モアナと伝説の海」


「リトル・マーメイド」を手掛けたジョン・マスカー&ロン・クレメンツ監督が、再び海を舞台に作り上げたのが、2016年公開の「モアナと伝説の海」。冒頭で幼いモアナが海と触れ合うシーンでは、スピリチュアルな音楽が心を癒やしてくれる。また、アカデミー賞にノミネートされた主題歌「どこまでも 〜How Far I'll Go〜」を書いたのは、ブロードウェイで活躍するリン=マニュエル・ミランダ。9歳のころに見た「リトル・マーメイド」に衝撃を受け、ミュージカルに目覚めたというディズニー愛の持ち主だ。

「リトル・マーメイド」


「美女と野獣」「アラジン」などのを生んだ作曲家アラン・メンケン。2023年に二度の来日公演を行い、彼のピアノ弾き語りを聴いて涙するファンが続出した。いまやディズニー・レジェンドとなったアランが、初めてディズニー作品に参加したのが、1989年公開の「リトル・マーメイド」。作詞家ハワード・アシュマンと組み、アニメーションにブロードウェイ・ミュージカルのスタイルを取り入れて、成功を収めた。本作の主題歌「アンダー・ザ・シー」はディズニー作品で初めてアカデミー賞歌曲賞に輝いた曲としても知られている。

「ファンタジア」


ミッキーマウス主演の「魔法使いの弟子」を始め、クラシックの名曲とアニメーションを融合させた8篇の短編を、コンサートに見立てて上映した本作。当時はまだ映画の音声がモノラルだった時代だが、ウォルト・ディズニーは音響にこだわり、“ファンタサウンド”という独自のステレオ音響システムを作り上げた。

なお、今回紹介した5作品を含むディズニー映画過去作はディズニー公式動画配信サービス「ディズニープラス」で配信中。