――6年経ってもファンが待っていてくれると言うのは並大抵のことではない気がしています。そこまでファンを熱くさせる理由、作品の魅力ってなんでしょうか?
宮藤官九郎さんの脚本って、セリフも含めて知らぬ間に突き刺さってくるんですよ。連続ドラマのときは特にそうでした。日常を描いている作品だけど、ちょっと社会派な一面もあるし、コメディもあるし…。でも、僕はただ全力でやっているだけなので。改めて聞かれると難しいですね。
――それほど、あの世界に当事者として入り込んでるんですね。
本当はダメなんですけどね。この作品は特にそうなっちゃうんです。
――20代の頃に、この作品に参加したことで、岡田さん自身が影響を受けたことはありますか?
僕の代表作であることは間違いないと思います。悔いのないようにできたという意味でもそうですし、自分の中でもこの作品をやりきれたことは誇りになっているんです。これをやれたおかげで、僕はこの仕事を辞めずに済んだし、キャストさんやスタッフさんのおかげもあって、お芝居を好きにさせてくれた作品だったなと。だからこそ、今でも大切な作品だと思っています。
◆取材・文=於ありさ
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