「現実世界とメタバースを行き来する」というコンセプトを掲げ、楽曲やライブパフォーマンスを届けているダンス&ボーカルグループ、学芸大青春(ガクゲイダイジュネス)。音楽・料理・故郷・趣味・日常――3周年記念ライブから「素顔」を解禁して活動をスタートした学芸大青春メンバー5人それぞれの「センス」と「エッセンス」を、毎週連載コラム「学芸大青春のジュネッセンス!!」でお届けします。
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いつもとは違う一室に、やわらかに差し込む朝日。ゆっくり目を覚ました僕は、馴染みのない部屋を見渡しながら、状況を理解した。
前日に岐阜でのイベントに出演し、今日は名古屋の栄でフリーライブということで、今朝はホテルに泊まっていたのだ。
いつもの寮とは違う静かな部屋に、なんだか慣れないまま準備を進める。
シャワーを浴び、ストレッチとあまり声を出さずに出来る喉のアップを済ませて部屋を出た。もちろん野菜ジュースもしっかり飲んだ。
集合予定のロビーに行くと予想通り蓮が先に待っていた。先に準備を終えてコンビニに行っていた将綺もコーヒーを片手に帰ってきて、僕は3番目。
3人でしばらく話しながら待った後、最後に陽介と勇仁がほぼ同時に来て、栄に来てもジュネスの集合はいつも通りの順番だった。
ちなみにホテルを出た後すぐに、勇仁がチェックアウトをし忘れていることに気づいて慌ててルームキーを返しに行ったのもいつも通りの光景だ。
そんなこんなで会場に着き、ステージの下見を済ませ準備に取りかかる。
衣装に着替えていると陽介が「ねね、ゆーきゃんこの前の髪どーやってやったの?」と声をかけてきた。
どうやら今日は髪型をポンパドールにしたいらしく、やり方分かる? ヘアゴムとかピンとか持ってる? と聞いたら即答で「何も!!」と返ってきたので自分のリュックからポーチを取り出し陽介の元へ。
そんなに難しいものではないが、これからは自分一人で出来るようにやり方を説明しながらやってあげると、最後、髪が上に向かないようにするための、くるりんぱに感動を覚えていた(笑)。
その後、リハーサルを終え楽屋に戻ってくると、なんと僕らのマネージャーであるラーさんが、お昼ご飯に矢場とんのお弁当を買ってきてくれていた。
贅沢にもカツが2枚入ってるボリューミーなお弁当を平らげ、みんなで歯磨きをしていざ本番へ。
カツパワーと会場に来てくださった皆さんのおかげで、1部も2部も最高にパワフルで楽しいフリーライブになった。
ライブ後に行った特典会でも、暑い中みなさんが一緒にたくさん話してくれて最高に幸せな時間を過ごせた。
無事にフリーライブを終えた僕らは、帰り支度を整えて新幹線へ。
今回は勇仁と隣の席で、座ったそばから何やら嬉しそうにゴソゴソし始めたので見ていると、昼に食べないでおいた矢場とんのお弁当を嬉しそうに取り出したのだ。
あまりにいい顔をして食べるのでバッチリ写真に収めておいた(笑)。
帰り道はあっという間で、気づけば寮に。
慣れ親しんだ部屋にホッとしながら、ぐっすり眠りにつく僕だった。
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