JYPエンターテインメントと日本のソニーミュージックの日韓合同オーディション・プロジェクト「Nizi Project」。国民的ガールズグループとなったNiziUを生んだSeason 1に続き、ボーイズグループのメンバーを選ぶSeason 2(以下、S2)が、現在Huluにて独占配信中。第8回目の今回は、前回に引き続きスター性を確かめるテスト。笑い声が溢れた前半戦同様、工夫を凝らした個性アピールが続々と披露された。第8話を考察と共に振り返る。
地域予選を通過した20名は、5泊6日の日本での合宿期間中に、ダンス、歌ボーカル、スター性の審査、そしてチームミッションに臨む。次なる関門の韓国JYPセンターでのトレーニング合宿に参加するには、ダンス、ボーカル、スター性、姿勢の4つのNiziキューブを揃えなくてはならない。絶対評価の為、韓国に行ける人数は決まっていない。
スター性テスト後半戦1人目は、ユウキ。黄緑色のキラキラしたスーツで登場した彼に、J.Y. Parkは「本当に華やかだね!」と釘付け。ユウキが準備したのは、J.Y. Parkの「FEVER」をテーマにした創作パフォーマンス。歌詞を彼なりに解釈した自作のダンスを、途中で「FEVERな気持ちを表した」という韓国語の早口言葉を挟んで披露した。見終わったJ.Y. Parkは、ちょっと困ったような笑顔を見せた後、「自分の感情を思いきり自由に表現した事は本当に良かったです」と評価した。が、「新鮮で“予想外”な部分が少し足りなかった」と指摘。エネルギーが溢れていた点は認めたが、キューブ獲得には至らなかった。
続いて、ボーカル・レベルテスト1位のソウダイは、得意なヨーヨーを披露。次々に繰り出される技に、J.Y. Parkは開いた口を閉じるのも忘れて大集中。参加者たちも、思わず「すげぇ!」と声をあげてしまうほど感嘆していた。パフォーマンスが終わると、J.Y. Parkは「完成度が本当に高いと思います」と感心し、「キミに似合ってる」と笑顔を見せて、キューブを渡した。
そして、和太鼓が運ばれて来た。タカトだ。彼は、ダンス、ボーカル共に最下位の20位で、本当にもう後がない状況。他の参加者たちとの経験値の差を感じて、自分がここに居ていいのか悩んでいた。苦しい状況でありながらも、他の参加者を励ましたり気遣ったりする、仲間想いのタカトは、みんなの心の支え的存在になっていた。このスター性テストで何とかキューブを獲得したい彼は、3歳からステージに立っていたという得意の太鼓で勝負を賭けた。“Stray Kidsの「Double Knot」に合わせて、時代劇をしながら太鼓を叩く”という斬新な内容だ。
「音楽の力で敵を倒すシーンを想像しながら見てください」と告げて、パフォーマンスがスタート。冒頭の「捕らわれたJ.Y. Parkさんを助ける為に1万人で来たが、残ったのは僕だけだった」というセリフで、J.Y. Parkは大笑い。だが、演技を交えながら叩かれる太鼓の力強い響きに釘付けになった。見終わった後、彼は「この日本合宿で、タカトくんの笑顔を初めて見ました」と言い、「16ビートが印象的だった。面白くて、同時にカッコよかった」と感心と共に絶賛し、遂に初めてのキューブを授けた。参加者たちも自分の事のように喜び、大きな拍手を送った。
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