続いてはハル。自分のストーリーを込めたダンスを披露した。彼は、JYP練習生になってから初めてK-POPダンスを習い、それまでずっと踊ってきたポッピンのクセが抜けず、「ロボットみたい」と指摘されてきた。それを努力で克服し、3次予選でもJ.Y. Parkに「ポッピンのクセが全く無い」と褒められていた。そんな自分の“弱点”を再解釈してダンスに取り入れ、音源も自分でアレンジして用意した。
「人間のように踊りたいロボット」の物語に置き換えて、ロボットダンスやポッピン、K-POPダンスを魅せ、技術の高さにJ.Y. Parkが目を見張る場面も。終わると同時に仲間たちから鳴りやまない拍手が沸き起こった。苦労した過去をウィットに富んだスタイルで面白く表現した点を、J.Y. Parkは絶賛。そして、「アーティストは、嬉しい事でも哀しい事でも、芸術に転換できると本当に有利。実際の物語ほど強いものは無い」と参加者たちに説明した。「アイデアもパフォーマンスも全部良かった」と、もちろんキューブ獲得だ。
次はエイジ。HIPHOPが好きな彼はCreepy Nutsの「かつて天才だった俺たちへ」をビートボックスで披露した。J.Y. Parkはエイジに対して、「ダンス、歌、スター性でずっと何か一貫性がある。それが少しずつ感じられて、だんだんどんな人物なのかわかりそうだし、その根底には本当のHIOHOPの感じがあると思う」と言い、「15歳にもかかわらず、はっきりとした自分だけのカラーを持っている事が本当に特別」と、高い評価でキューブを与えた。
ステッキを持って登場したトモヤは、「“怪盗モヤ”がスター性のキューブを奪いに行く」というストーリー性のあるダンスを披露。曲はJ.Y. Park作詞・作曲、RAINの「Switch to me (duet with JYP)」。1年前から作曲の勉強もしている彼は、パソコンで自分流にアレンジして音源を作成した。
「陽気な面を見せたい」と準備したパフォーマンスは、ステッキをバトンのように回したり効果的に使って、かなりハイレベル。寸劇を交えて楽しく展開し、最後は「キューブを入れてくれ!」と言わんばかりに、ネックレスをJ.Y. Parkの前に突き出してフィニッシュ。J.Y. Parkは終わった途端、コメントの前に「来てください」。「振付も踊りもどっちも素晴らしかった」と感心し、「こんなに難しいレベルで振付した事に本当に驚いた。緊張する状況で、2回しかミスしなかった事は本当にスゴい」と、誉め言葉を並べた。「すごい振付師になる可能性がある」「ダンスは参加者の中で最高レベル」と、止まらない絶賛に、トモヤは胸がいっぱいになっていた。
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