小関裕太“蒼真”と田辺桃子“藤子”の奇妙な恋がついに決着、涙と笑顔で迎える2人の結末<癒やしのお隣さんには秘密がある>

2023/09/30 16:31 配信

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小関裕太“蒼真”と田辺桃子“藤子”の奇妙な恋、ついに決着※提供画像

9月29日、ついに「癒やしのお隣さんには秘密がある」(毎週金曜夜0:30-0:59、日本テレビほか※TVer・Huluでも配信)の最終回が放送。「ストーカーとの恋の終焉」というサブタイトル通り、奇妙な始まり方をした複雑な恋が一区切りとなった。(以下、作品のネタバレを含みます)

「癒やしのお隣さんには秘密がある」とは


同作はWebコミックサイト「めちゃコミ」にて年間ランキング5位、「みんなの推し恋愛マンガ大賞」で“大人の恋愛部門”入賞を果たした同名コミックが原作。どこにでもいる普通の女性である主人公に迫るイケメン…という普通の恋愛マンガから一歩踏み出し、イケメンにとんでもない“属性”を持たせたことで話題に。

頑張り屋の主人公・蓬田藤子を演じるのは、「リコカツ」などの人気ドラマに出演した田辺桃子。W主演として、人気少女マンガ「わたしに××しなさい!」の実写化映画・ドラマを熱演した小関裕太が謎多きイケメン・仁科蒼真を務める。

一命を取り留めた蒼真、厳しかった父の微笑み


その日、蒼真は海外勤務に向かうために成田空港まで向かっていた。タクシーにキャリーケースを詰め込み、藤子に言われた「あなたはただ単に、自分の人生を誰かに託したいだけ」という言葉を思い出す。核心をついた指摘に深く同意して藤子との別離を決意した蒼真だが、唯一といえる心残りが。それは、関係が崩れる前に藤子と約束を交わしていた景色のいい丘でのピクニックだ。

「あの…少し寄っていただきたい場所が」海外へ旅立つ前に、思い出の丘をひと目…。そう考えて立ち寄った丘で、蒼真が目にしたのはナイフを取り出した上村浩平(森永悠希)と藤子の2人だった。彼は迷いなく駆け出し、刺されてしまう…。

警察からの事情聴取を受けた藤子は、病室で蒼真を見て安堵の溜息をつく。いまだ意識は戻らないものの、蒼真は穏やかな顔で眠っていた。そこへ、蒼真の父・真一郎(小木茂光)が駆けつける。

病室の外で蒼真をストーカー事件に巻き込んでしまったと、改めて謝罪する藤子。しかし真一郎は最近の蒼真がいかに変わったのかを話し出す。優しすぎて頼りなく見えた息子に厳しく当たりすぎた弊害か、蒼真は父の顔色ばかり見るようになっていた。しかし途上国でビジネス支援をしたいと言い出したときは父の目をまっすぐ、力強く見つめていたという。

「蓬田さん、ありがとう。蒼真が変わったのは、きっとあなたのおかげです」謝罪する藤子へ、逆に礼を述べる真一郎。変わりつつあった蒼真について、「親バカだとは思いますが、今の息子を…私は、誇らしく思っているんです」と柔らかい笑顔を浮かべながら語るのだった。