加藤綾子が“とことん!”ピアノの旅でNHK初出演 「楽しんで弾いている”ピアノ男子”はステキだと思います」

2017/07/26 08:00 配信

バラエティー

NHK初出演となる加藤綾子(c)NHK

フリーアナウンサーの加藤綾子が「今夜はとことん!ピアノと日本人」(7月26日水曜夜7:30-8:59、NHK BSプレミアム)でNHKに初出演。音楽の歴史を知る旅を通して深めたピアノ愛について語った。

今夜はとことん!ピアノと日本人」は、全国各地でピアノに縁のある歴史の舞台を巡るドキュメンタリー番組。加藤綾子がメインリポーターを務め、日本人とピアノの出会いや意外な関係をひも解いていく。

幼稚園生の頃から始めたピアノが大好きで、音楽大学出身の加藤はBSプレミアムのインタビューで「ピアノをやっていたことが生かせるお仕事と巡り会えたのが、とっても嬉しかったです」と喜び「じっくりと、一つのものの歴史を探る旅に出るのは初めてでした。高校から(音大の)付属に通っていましたが、ここまで深くピアノについて知る機会、触れる機会はなかったです」と今回の番組出演で新たな発見があったことを語った。

特に印象深かったロケは「大阪の山本宣夫さんというピアノ修復家の方の工房を訪ねたんです。工房には世界中の、各年代のピアノがたくさん置いてあって。今までに見たことのないピアノがたくさんありました」と感動したよう。加藤は「例えば、楽譜通りに今のピアノで演奏すると『なんでペダルを(音を響かせるために足で)踏みっ放しにするんだろう?音が濁っちゃうのに…』と思っていた曲があるのですが、その当時のピアノでは、鍵盤の半分から下(低音)だけがペダルを踏むと音が響くようになっていたんです」など経験者ならではの視点で、旅から学んだピアノの奥深さに目を丸くした。

加藤が「自分では弾けないのですが、聞くのが好きな曲」とあげたのは「ラ・カンパネラ」という、超絶技巧のバイオリン協奏曲をフランツ・リスト(1811-1886)がアレンジした曲。このリストの時代のピアノが山本宣夫さんの工房に存在し、加藤は感激。「ピアノには時代背景との繋がりが絶対あるので、知ると曲の理解も深まりますし、それぞれの時代のピアノに触れることができたのは、すごく楽しかったです」と、より一層ピアノへの愛を深めた。

また「ピアノを弾く男性“ピアノ男子”」について問われた加藤は「自分が弾く方だったので、そんなに考えたことがないんですが(笑)、楽しんで、好きだから弾いているという男性だったら、すごくステキなんじゃないかなと思いますね」と語った。

番組では「アナウンサーのお仕事より、ピアノの方がずっと緊張します」という加藤のピアノの腕前も披露している。

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