山本昌&川崎宗則「今季の大谷翔平ベストホームラン」を解説“僕らOBが語るような選手じゃなくなった”

2023/10/02 15:46 配信

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大谷翔平選手を「マンガみたいなことをふつうにやっている」と語る山本昌(C)AbemaTV,Inc.

中日ドラゴンズ、ドジャース傘下の1Aでもプレーした山本昌が、「MLB」ABEMA生中継内で、日本人史上初の“ア・リーグホームラン王”に輝いたエンゼルスの大谷翔平投手が2023年シーズンに放った44本のホームランの内、「今季の大谷翔平ベストホームラン」として日本時間7月1日のダイヤモンドバックス戦で放った、記録ずくめの第30号を2023年シーズンベストホームランに選んだ。

エンゼルスの本拠地で行われた本試合に先発出場した大谷は、6回の第3打席で、ダイヤモンドバックス先発のヘンリーのスライダーをフルスイングすると、打球はライトスタンドの上段付近まで飛び、2023年シーズン30号となるソロホームランを放った。これは、日本人選手としては初の3年連続30号、ア・リーグ月間本塁打記録の最多タイとなる15本目を記録した。

さらに、データサイト「baseball savant」によると、打球速度は約185.2キロ、飛距離は約150メートルにもおよぶ特大弾で、大谷にとってもメジャー移籍後、最長となる飛距離となった。

山本は、「ア・リーグ月間最多の15本、3年連続30本。負けているなかでも記録ずくめだった。これ、飛距離もすごかったんですよ。僕らOBが語るような選手じゃなくなった。誰もやったことがないことを、これだけ堂々とやってのける選手に対して、僕らOBがなんら言うことがない選手になりましたね」と感心していた。

そして、2024年シーズンは、二刀流ではなく打者への専念となる見込みの大谷に対し、「ひじの手術をしても、活躍の場がある。しっかりケアしながら、やってほしいなと思う。マンガみたいなことをふつうにやっている。これだけ長く二刀流を続けられているのはすごい」とまた、過去に大谷本人と話した時のことをふり返って、「やっぱりストイック。本当に野球に対して真剣にやっている」と前人未到の活躍をつづける大谷の姿を称賛した。