市原隼人主演のドラマ「おいしい給食 season3」(テレビ神奈川、TOKYO MX、BS12 トゥエルビほか※TVerでも配信)の1、2話最速プレミア上映会&トークイベントが、10月5日に都内の映画館にて行われた。イベントには、今作からの新ヒロイン・比留川愛として登場する大原優乃、市原演じる甘利田の新たなライバル・粒來ケン役の田澤泰粋、綾部真弥監督と共に市原が登壇。撮影現場での様子が語られるほか、ドラマのワンシーンも再現。さらに、ドラマ新シーズンの放送を前にして映画化が決定したことも発表された。
2019年より放送され、ドラマ、劇場版とシリーズを重ねた「おいしい給食」シリーズは、1980年代の中学校を舞台に、「給食」というほぼ全国民が体験した「食」をテーマに描く“笑って泣ける学園食育エンターテインメント”。
2022年に公開された「劇場版 おいしい給食 卒業」のラストでは、甘利田(市原)の函館への転勤が決まり、給食のライバルだった神野ゴウ(佐藤大志)との別れで幕を閉じた。これまで「おいしい給食」シリーズといえば“夏”が定番だったが、舞台を函館に移し、物語も1988年の“秋から冬”へと変わる。
突如暗転した満席の会場に、スポットライトを浴びた市原が本作品内の役衣装で登場。同時に「私は給食が好きだ。給食のために学校に来ていると言っても過言ではない」というおなじみのモノローグが流れると、マフラーを装着した防寒姿の市原こと“甘利田”がステージに向かって歩き出す。
続けて、「ここにきて思い出したことがある。私は極端に寒がりだった」という「おいしい給食 season3」の舞台・函館ならではのせりふも飛び出し、市原“甘利田”がブルっと震えた。かと思うと、甘利田が勤める忍川中学の校歌が会場に流れ、客席からは自然と手拍子が沸き、そのリズムに合わせて市原“甘利田”がはちきれんばかりの笑顔と、全身をフルに使ったダンスを披露。市原の発案だという“ドラマのワンシーン”再現により、イベント開始早々会場は盛り上がりを見せた。
そこへ、MCの呼び込みにより市原と同じく役衣装姿の大原と田澤、綾部監督が並んだ。全力のダンス後で息を切らしながらも市原は、「『season3』を作るとは夢にも思っていませんでした」と約4年前から始まった「おいしい給食」シリーズを振り返りながら「この作品を好いてくださったすべてのお客様に精いっぱいの恩返しをしたいと、そんな思いで今できるすべての力を尽くしました。これ以上ない感謝を申し上げます」と力強くあいさつ。
1980年代の服装と“聖子ちゃんカット”が愛らしい大原は、「半年ぶりに甘利田先生にお会いすることができて感動しています。こんなにたくさんの方が今、甘利田先生を見て笑顔になれてる姿を見て、私は本当に素晴らしい作品に参加させてもらったんだなと」と喜びをかみ締めていた。
また、舞台あいさつが「初めて」だと明かした田澤は、緊張の様子。しかし、観客が優しく見守る中「たくさんのお客さんとお会いすることができて、作品を観ていただけてとてもうれしいです!」と元気いっぱいに伝えていた。
3人のコメントを聞いていた綾部監督も「満席のお客様を見ていると、この4年間を走ってきて、やっとここまで来たのかと…本当にいろいろな考えがあります。本当にうれしいです」と客席を見渡しながら笑顔を浮かべた。
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