ウィ・ハジュン:韓国では若い世代の俳優がリードしていくノワール作品は、今まであまり無かったので、若い世代の持つカラーを活かしたノワールを撮ってみたいと思いました。「最悪の悪」は、ノワールでよく見られる荒々しいアクションシーンだけではなく、ストーリーが進むにつれて最悪の状況に陥っていき、そこから見えてくるいろんな人間模様や本性や感情が表現されている作品で、そこに魅力を感じて出演を決めました。
ギチョルは本当に冷たい人物なので、何を考えて生きているのかわからない、と思われるように演じました。そして、ギチョルの持つ曖昧な部分を、目つきや動き、呼吸で表現できるように気を配りました。
イム・セミ:まず、興味深くて面白い作品だと思いました。監督と話す中で、人物やドラマに対する視点が、私ととても合ってるな、と感じて、この作品をもっと掘り下げたいと思ったんです。
また、ギチョルとジュンモという2人の男性に挟まれたウィジョンという女性がどういう人なんだろう、という好奇心があって、演じてみたかったんです。
――ギチョルとジュンモ、どちらが好きですか?
イム・セミ:うわぁ…それは心臓が張り裂けそうな選択ですね。具合が悪くなっちゃうぐらい難しいです(笑)。はぁぁぁ…。
ウィ・ハジュン:(笑)。
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