道中、武道は千冬にある仮定の話をする。それは、稀咲が自分と同じくタイムリーパーなのではないか?というものだ。これまで何度過去を書き換えても最悪の未来が防げないことに疑問を感じていた武道。もし稀咲がタイムリーパーで、自分に都合の良い東卍を作るために武道が変えた過去を上塗りしていると考えたら全てがしっくりくる。武道は自分の目の前で死んだ日向や仲間たちの顔が浮かび、稀咲への憎悪が膨らんだ。
そんな武道を冷静にしてくれたのが、相棒の千冬だ。「今 大事なのは“天竺”が何者かって事だ!」と千冬は武道がまず為すべきことを教えてくれた。そして、決意を新たに天竺のアジトに向かう。しかしながら、武道が想像している以上に天竺は凶悪な集団だった。
六本木を牛耳る灰谷兄弟、蘭(CV:浪川大輔)と竜胆(CV:下野紘)をも取り込んでいた天竺は、三ツ谷隆(CV: 松岡禎丞)を戦闘不能にしたのを皮切りに次々と東卍メンバーを襲いかかる。一方、天竺のアジトで四天王の一人である鶴蝶(CV: 山下誠一郎)にタイマンを申し込まれる武道。だが、実は鶴蝶は武道の幼馴染だった。
緊張感漂う場面から一転、「オレのヒーローだった」と武道に好意的な姿勢を見せる鶴蝶。しかしながら、今のヒーローはイザナだと、鶴蝶は稀咲に会わせてほしいという武道の頼みを断る。そんな彼の「裏切り者に気をつけろ」という忠告は一体どんな意味を持つのか。
東京卍會最大にして最後の抗争と呼ばれる“関東事変”。天竺がいかに強く、そしてどれほど恐ろしい集団かがありありと伝わってくる第38話に、SNSでは「稀咲がタイムリープ!?」「アングリーの心配だから病院行ってね!が可愛い」「千冬が本当に良いパートナー過ぎる」「追放された稀咲とは違う東卍在籍中のメンバーの中に裏切り者が居るのか」というコメントが集まった。
■文/苫とり子
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