ーーAyaseさんとしてもYOASOBIチームとしても、「アイドル」を経て、自分たちに課せられているハードルが上がっている感覚は覚えているんじゃないでしょうか。
ハードルはもちろん上がっているし、求められているものもあると思っています。ただ、結局ヒットする/しないとか、社会現象になる/ならないみたいなことは単純に現象なので、作る段階ではあまり考えてはいないです。
ーーなるほど。現象はさておき、何より作る曲の強度、クリエーティブのクオリティーのハードルが上がっているのでは?
そうですね。強度ももちろんそうだし、もっといろいろなことをやっていかなきゃいけないなということは考えますね。手癖じゃないですけど、やっていく中でどうしても「自分だったらこうする」みたいな流れがある程度テンプレ化しちゃうのを避けなければいけない。自分の幅をどれだけ広げられるかがすごく大事だと思います。今までやってこなかったことにチャレンジした結果としてヒットにつながっていったり、面白いものを見せられるものになったりすると思うので。そういう出し方をするためにもインプットを枯渇させないように日々を生きないといけないなって思います。
◆取材・文=柴那典
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