本放送では、王者のロリンズが、観衆の大合唱&大歓声のなかリングに登場し、「今宵の『RAW』へようこそ!」と観衆をあおると、「俺は中邑真輔との再試合をずっと要求してきた。そして、やっとアイツは応じてくれたんだ、ベイベー」と声をあげた。
また、実況アナウンサーに自身の背中の状況を尋ねられ、それでも戦う理由を問われると、「君も“ここ”が大好きなんだろう。俺にとってもこのリングがそれなんだ。ファンたちを目の前にすることが大好きだ。彼らが俺の曲を歌うことが、俺には必要なんだ、大好きなんだ」と感情を爆発させ、「誇り、責任、そして使命があるんだよ。このリングはすべてを俺に与えてくれたんだ。さらに、世界ヘビー級王者になると、すべての責任は増幅するんだ。より偉大なお手本にならないといけないし、“変化”にならなければいけない。そして、その責任をもって『ファストレーン』に出場する。これが最後の無茶になるだろうが、背中に限界がきて、もうだめになるとしても、関係ないよな?だって、リングですべてをやり尽くしたからだよ」と試合に向けた心境を吐露した。
すると、中邑が突如、VTRにて登場し、「セス・ロリンズ、お前のたわごとは聞きあきた。もう誰もお前のことなんか信じちゃいねえ。すべてをたくらんだのは、俺か?お前か?背中の傷も、同情を集めるためのウソだったか?うそつきだもんな、世界中から“かわいそう”って思われてえよな。かなえてやる、感謝しろ」と画面越しにロリンズをば倒したかと思えば、いつの間にかロリンズの背後にまわり、奇襲攻撃を仕かけていた。必殺技“キンシャサ”を後頭部に食らわせ、悶絶するロリンズにさらに椅子での殴打を連発する。ロリンズが倒れこむたびにカウントを数えると、しまいにはロリンズのベルトをうばい、高々と掲げ、立つことができないロリンズを見下ろしながら、来る「ファストレーン」に向けて、堂々とアピールした。この様子に、会場からは大ブーイングが巻き起こったのに加え、ふたりの試合の行方に大きな注目が集まっている。
なお、「ファストレーン」は、ABEMA格闘チャンネルにて日本時間10月8日(日)朝8:30より無料生中継される予定で、ベルトをかけたふたりのスーパースターによる、残酷すぎる試合の行方を見ることができる。
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