アメリカのロサンゼルスを拠点に、全世界50都市以上にて開催される世界で1番大きなダンスコンペティション“WORLD OF DANCE ”(WOD)が先日開催され、見事にWREIKOが率いるWREIKO Familyと、Ruu率いるFabulous Sistersが世界一の座を獲得した!この大会の日本のオーガナイザーを務め、現地でその瞬間を目撃した鍵谷正氏に大会を振り返って頂いた。
——WREIKO&Ruuの優勝の要因はなんだと思いますか?
「第一に、“ショー”として考えていたことだと思います。他国は、衣装が結構適当というか、そこを意識していないです。衣装もポイントに入るのですが、なぜか考えないんですよね。2チームは、そこが出来ています。あとは、ダントツの振付の揃い度と構成力です。最後は、団結力とアメリカで言う“パッション”ですね。」
——WREIKOはオーディエンス賞、コスチューム賞、優勝のトリプル受賞だったそうですが現地での評価は?
「会場が即撤収でバタバタしていた為、他国の人と話せなかったのですが、非常に日本人評価は高かったです。WODスタッフ陣は“凄すぎる。crazyだ‼”“アメージング‼”と色々言われました。あとは、アイドルみたいに、撮影を求められてましたね(笑)。」
——Fabulous Sistersは最高得点で優勝だったそうですが2位韓国との差は大きかったですか?
「Fabulous Sistersは、98点、WREIKO familyは、96点でした。共に高得点でしたが、Fabulous Sistersにおいては、昨年も同じくらいの点数で、高得点だったと思います。このチームは、毎回ハイスコアーを出せる安定したチームですね。WRIKO familyは、韓国と僅差で、同点でした。WODルールとして、次に大きく点数を入れたジャッジを比べ、最高得点を加算させるんですが、それで0.1ポイント差でWREIKO familyが優勝となりました。Youthは、鉄板レース。UPPERは、ドラマレースといった感じです。」
——今回アジア勢の強さが目立っていたようですがアメリカやヨーロッパとの違いは何か感じましたか?
「はい、アジア勢が強かったですね。今年は去年と違い、日本と韓国の戦いみたいな感じです。個人的には、日本潰しに精鋭人を送りこんだ感じです。アメリカは、やはり国が広いのでツワモノが多くいますね。去年出たチームもいましたし、Upperに関しては、正直危ないと思いましたが、注目していたアメリカチームが3位だったので、その瞬間に“行ったな‼”と思いました。今年のヨーロッパは“あれ?強いのがいない”と思いました。気を張った分、拍子抜けしました。」
——今回の大会ですが、鍵谷さん的に振り返るとどんな大会でしたか?
「1点残念なのが、他国の点数が甘いです。だから今年は、変なチームが多かったですね。行かせたいのは、日本も同じですが、あまり審査が甘いとグレードに響いてしまうと思います。これについては、ちょうど前日にWORLDサミットがあり、本部が私の業績を評価して頂き、とても良いポジションに入れたので、今後グループ内で発言して行きたいと思います。次に狙うのは、WREIKO familyのUpper division初の2冠、さらに密かに狙っている「NBC WOD」の出演を狙います。既に、2チーム共、スカウトさましたので、それに向けて動いております。上手く行けば、9月からスタートするseason2に出演が決まります。問題は、渡航費とアメリカの法律問題です。これをクリアすれば行けます。賞金1億円ですが、これは貰うのに何年も掛かるので、話題だけで皆には話します。欲しいのは、日本人がアメリカキー局に出演、結果を出したことです。いわゆる、“名声”というモノです。今後、WODは非常に面白くなると思います。来年からは、新ルールで出演カテゴリーも増えますので、皆さん楽しみにしててください。」
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