市原隼人主演のドラマ「おいしい給食 season3」(テレビ神奈川、TOKYO MX、BS12 トゥエルビほか※TVerでも配信)の1、2話最速プレミア上映会＆トークイベントが、10月5日に都内の映画館にて行われた。イベントには、今作からの新ヒロイン・比留川愛として登場する大原優乃、市原演じる甘利田の新たなライバル・粒來ケン役の田澤泰粋、綾部真弥監督と共に市原が登壇。大原と田澤が本作で初共演となった市原への思いなどを明かす場面があった。
新たなヒロイン、新たなライバルが登場する今作。みどころを聞かれた市原も「もう選べませんよ…」と言うほどだが、比留川愛を演じる大原については「魅力的なヒロインを作ってくださいました」と断言。
続けて「自分の撮影が終わっても、帰らないんです。私服に着替えて、監督のベースのモニターの横に座って、ずっと遅くまで現場を見てらっしゃるんです。『作品を感じたいので見させてください』と…そんな女優さんなかなかいらっしゃらないので、本当にその気持ちが死ぬほどうれしかったです。そんな方に出演していただけたことが、この作品としても大きな財産です」と絶賛していた。
大原にとって初となる教師役。これまで多数の作品で生徒役を演じてきたことに触れられると大原は、「生徒役をやってきた分、いろんな教師役の方を見させてもらっていたので、よりプレッシャーや自分に務まるかという不安があったんですけど」と演じる前の不安を吐露。
しかし、「1年1組の生徒の皆さんに私は先生にしていただいたなと本当に感謝しています。撮影の休憩時間とかにも『愛ちゃん！愛ちゃん！』って、たくさんお話をしてくださったり、お菓子を交換したり、すごく楽しかったです」とうれしそうに撮影現場での様子を明かした。
また、市原との共演について聞かれると「愛先生という役柄と同じように、私は市原さんがこの作品の真ん中に立たれて、現場にいらっしゃる姿を見て、本当に多くのことを学ばせていただきました。心から尊敬させてもらっています」と大原も市原を絶賛した。
粒來ケンを演じる田澤については、「泰粋はね、給食のシーンが終わってからも帰らないんです。何か端の方でやってるなって思ったら、おかわりしてずっと食べてるんです。本番中も『僕もっと食べれます！』って(笑)。本当に食べるのが大好きなんだなって」と市原が裏話を披露し、これには会場からも笑い声が。
しかし続けて、「台本も付箋だらけで、本当に一生懸命で頑張り屋さんで、泰粋が新たなライバル生徒で良かったなって思ってます。ありがとうございます」と語り、市原は深々と田澤にお辞儀した。
物語中、絶妙な表情で市原演じる甘利田とやり取りを繰り広げる田澤。「こういう表情をしようっていうのは決めていなくて、市原さんの演技を見ていたら自然にそういう表情になってしまうような。市原さんにこの表情を引き出していただいたので、本当に市原さんには感謝しかないです」とイベント開始時の緊張していた姿を感じさせない様子で撮影時を振り返った。
続けて、田澤は「市原さんは優しくて、かっこよくて。質問をたくさんさせてもらったんですけど、親切に優しくアドバイスしてくださって…僕は市原さんのような俳優になりたいと思います！」と意気込みを見せ、客席からも拍手が。その状況に「僕は泰粋には勝てないですよ」と市原は照れているようだった。
そんな市原、大原、田澤をずっと見続けてきた綾部監督は、今作のみどころを明かすとともに「我々は神野ゴウという天才を失いですね、神野ゴウ無きこの世界をどう生きればいいんだろうと…そこが一番の悩みでした」と本作への不安を明かした。
「でも、粒來ケン役の泰粋くんはまた神野ゴウとは違う持ち味がありまして、どんどんどんどん回を追うごとにケンのことを好きになっていくんですよね。彼が元々持つかわいらしさや天真らんまんさみたいなものが愛おしくて、回を増すにつれて『あ、やっとケンが来た！待ってました！』という気持ちに変わっていった。なので、我々は本当にケンのおかげで、泰粋くんのおかげでこの作品は助けられた」と田澤を称賛。その言葉に市原、大原も優しい表情でうなずいていた。
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