フリーレンたちは旅路の途中、リーゲル峡谷にて紅鏡竜を発見。魔法攻撃で撃退しようとするが、圧倒的な硬さを誇る紅鏡竜にはほぼダメージを与えられず、反撃から必死に逃げ回ることになる。前衛を仲間にする必要を感じたフリーレンは、近隣の街にいるという戦士アイゼン(CV.上田燿司)の弟子・シュタルク(CV.小林千晃)に会いにいくことを決める。
シュタルクは竜から村を守った英雄として慕われ、「あの方は竜を前に一歩も引かず、長い睨み合いの末に竜は去っていきました」と語られる。竜が村を襲われないのは、シュタルクがいてくれるおかげだと考えていたのだ。しかし、この理解には齟齬があった。シュタルクは偶然紅鏡竜を退けたに過ぎず、魔物との戦闘経験はゼロ、魔物を恐れて立ち向かおうとしない臆病者だった。
その過度な臆病さに呆れるフェルンは「こいつは駄目です。ほかを当たりましょう。」と切り捨てようとする。しかし、フリーレンはシュタルクの臆病さに、彼の師である戦士アイゼンの面影を見て「こいつは竜と戦える。できるはずだ」とフェルンを説得。シュタルクに「一晩だけ時間をやる。よく考えろ。このままじゃいけないことくらいわかっているはずだ」と言い残し、一度村へと戻っていった。
X(旧Twitter)には多くの感想が投稿され、この日「シュタルク」という言葉が日本のトレンドにランクインした。特に投稿が目立ったのはシュタルクが臆病者だと判明した瞬間。それまでのクールな振る舞いとのギャップに「そんなことだろうと思ったよ!!」「情けない顔してるwww」「ドラえもんに泣きつくのび太みたいだ」と言ったコメントが多数投稿された。
一見ただの臆病者に見えるシュタルク、はたして彼の本当の実力はいかなるものなのか。その答えは次回の第6話「村の英雄」で明らかになるだろう。
■文/はるのおと
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