尾上松也が主演を務め、10月に放送される「笑点ドラマスペシャル『桂歌丸』(仮)」(BS日テレ)の追加キャストが判明。新たに泉ピン子、水川あさみの出演が決定し、水川は「ハツラツとイキイキといろんな側面をうつして演じられたら」と意気込みを語った。
本作は、2016年に放送50周年を迎えた「笑点」(毎週日曜昼5:30-夜6:00日本テレビ系)の“顔”ともいえる、落語家・桂歌丸の半生を初めてドラマ化した作品。
真っすぐ前を向き落語に取り組んだ時期や、師匠とぶつかり破門された時期…それでも落語を愛する姿勢と、妻・冨士子さんとの恋物語など、歌丸の波瀾(はらん)万丈の半生が描かれる。
先日の取材会で、主演の話を聞いた際に「信じられない」と思ったことを明かしていたが、それと同時に「非常に興味が湧きました!」とも語っていた松也。
そしてこのたび、泉が松也演じる歌丸の祖母・椎名タネさんを演じることに決定。タネさんは、母親代わりに歌丸を育てた真金町の遊郭「富士楼」の女性主人で、「真金町の三大ばばあ」の一人。
出演に当たって「今回の作品でご一緒させていただきうれしいです。歌丸兄さんのことは10代のころから知っていますが、ご実家が真金町の遊郭で、お祖母様に育てられていたという生い立ちを知らず、サラリーマン家庭のような平凡な暮らしかと想像していたので台本を見てびっくりしました」と、驚きを隠せないよう。
また、歌丸の祖母役ということだが「70歳になろうとしている私が、母親代わりの祖母様のタネさん役に選ばれ、演じさせていただけることをとても光栄に思います。実際、タネさんにはお会いした事がないので、歌丸兄さんのように細かったらそこは勘弁くださいね(笑)」と、ちゃめっ気たっぷりに語った。
一方、歌丸を支え続ける妻・冨士子さんを演じる水川は「時代が変わりゆく少し前の頃のお話で、洋服も髪形も今と少し違ったり、何より人がイキイキと生活している時代のように思います。
そんな中で今児(歌丸)と冨士子が出会い、さまざまなことにもがき、乗り越える姿はとてもたくましく勇気をもらえ、今の私に頑張れーとムチを打たれるようです」と、身の引き締まる思いであることを明かす。
そして演じるに当たっては「時代の背景を感じながらそれぞれ生きる事や生活する事、愛する事がたくさん詰めこまれた物語、皆さんの心に何か残るものがありますように」と語った。
松也も先日の取材会で「ドラマではいろいろあったご苦労なども描かれます。そして台本を読んで歌丸師匠の『笑点』への底抜けの情熱と愛情を感じました。ドラマをご覧いただけたら、より歌丸師匠が魅力的に見えると思います」とアピールしていたが、本作では歌丸師匠の知られざる素顔に触れられそうだ。
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