モデルの益若つばさが10月9日、都内で行われた「なりたい自分に一歩近づく▽ ドンキカラコンフェス 2023(※▽はハートマーク)」に出演。男性の美容に対する気付きを語った。
同フェスは、常に最新のトレンドを押さえさまざまな商品を販売してきたドン・キホーテが開催する、カラコン(カラーコンタクトレンズ)とZ世代を融合させたイベント。カラコンのAngelColor Bambi Series「Swan Blue」を手掛け、「ドンキカラコンオブザイヤー2023」を受賞した益若が、囲み取材に応じた。
ブルーのドレスに身を包み、「本当にうれしい」と受賞を喜んだ益若は「青(のカラコン)がこんなに世の中の方に受け入れてもらえると思っていなくて。当時はドン・キホーテに置かなくて、WEB限定だったんです」と“儚げな白っぽブルー”が特徴の「Swan Blue」を販売した当時を回顧。
続けて「その理由は、青はギャルギャルしいイメージだったり、『いまさら青は流行らないんじゃないか』と上の方たちが言っていたんですけど、私と周りの作り手の女子たちが『いや、青がかわいい』って言って、みんなの言葉で押し切った感じで、『どうしてもドンキに置いてほしい』とお願いしたら、ドンキさんがOKしてくださって、置けるようになったらナンバーワンになれた」と受賞に至る経緯を振り返った。
さらに「約一年間のスパンでこんな速度で売れたのは初めてらしくて。しかも青がこんなに売れたというのが、業界の中でびっくりされているみたいで。そういった意味でも、今まで『売れない』って言われていたものが、みんなの力で改めてブームにできるって、私自身もうれしいですし、新しい時代をみんなで作っている感じがして楽しい」としみじみ。
売れる確信があったかと聞かれると「ありますね。だってかわいいですもん(笑)。どう見てもかわいいのに『売れない』って言われる意味が分からなかった」と言い切った。
これまでに様々な情報発信をしてきた益若が、時代を経て変化したことを尋ねられると「私は20年近く女性にだけ向けてお仕事をしていた」とした上で、「髪の毛をショートカットに切ったきっかけもあって、男性の方もメイクだったりファッションとかを真似したいと言ってくださる方が増えて。これってすごく面白いことだなと思って」と美容の観点で、男性からの注目度を上がったことを告白。
また、「今まで私は男性をないがしろにしてきたなと思っているんですね。『女の子を可愛くするため』『女の子のために』ってずっと言ってきた」としつつ、「『これって男女関係ないんだ』ということに、ここ数年でみんな気付いてきたというか、男性も言いやすくなってきた。『きれいになりたい』とか『コンタクトをしてみたい』とか。それってすごく良いこと」と自身を含め、男性の美容に対する意識が変化してきたと分析した。
そして「ブランドイメージ的にも女の子っぽいようなビジュアル撮影をしたり、提案も女の子向けでしかしてこなかった」と語り、近頃はYouTubeで男性に向けた発信を増やしていることも告白。
続けて「あとはスキンケアとかがすごく大切だなと思って。スキンケアは男女問わずじゃないですか。何歳になってもスタートして良い」と話し、「それを改めて、初心者の方でも分かるような気持ちで、もう一回レクチャーするのを心掛けています」と語った。
◆取材・文=山田健史