シーズン19の第1話では、研修医たちのプログラムが再開した初日に、グレイ+スローン記念病院は竜巻に巻き込まれて崖から転落したバス事故を受け、多数の脳死患者が運び込まれる非常事態に陥る。
15人の脳死者のうち、9人が臓器移植のドナーの可能性があり、研修医たちは脳神経外科医のアメリア(カテリーナ・スコーソン)の判断の下、患者の家族たちにその現実を慎重に伝えていく。そんな中、研修医のルーカスが誤った家族に伝達してしまい、一刻を争うドナー手術を控えている状況の中で病院内はてんやわんやな状態に。
事故被害者の多くが臓器ドナーの意思表示をしていたため、病院内には臓器提供を待つ多くのドクターたちが列を作って並ぶ中、メレディスは前シーズンの終わりで、距離を置く選択をしていたニック(スコット・スピードマン)と6カ月ぶりの再会を果たすことになる。
メレディスは、外科医不足のため優秀なニックに急きょ3つの臓器移植手術を依頼し、彼は受諾。ルーカスの伝達ミスは、ブルーの機転の効いたうそにより事なきを得て、また難解な手術を成功させたニックに対してメレディスは、研修プログラムの責任者になってほしいと依頼をする…ところまでが第1話だ。
序盤からテンポよくストーリーが進展しており、メレディスがどんな形で卒業していくのか、そしてさまざまなハプニングを引き起こしそうな一筋縄ではいかぬ研修医たちの動向も気になる、長寿シリーズだからといって全く飽きのこない最新シリーズの幕開けとなった。
「グレイズ・アナトミー シーズン19」は、ディズニープラスの「スター」で毎週水曜に独占配信中。
文=suzuki
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)