小田井涼平「溶けました…溶けてなくなりました」徳島が誇る三ツ星ビーフに感動<一度は行きたい極上宿 小田井涼平のあい旅>

2023/10/12 12:00 配信

バラエティー レビュー

小田井涼平、徳島県・鳴門市で芸術と極上宿を堪能※提供画像

元純烈の小田井涼平が津々浦々を旅する「一度は行きたい極上宿 小田井涼平のあい旅」(毎週木曜 夜8:00-9:00、BSJapanext〈263ch〉)。10月5日の放送では、番組初の舞台である徳島県・鳴門市に降り立った。瀬戸内海国立公園に作られた優雅なプライベートリゾートで、開放感抜群の内風呂を堪能する。

世界一の渦潮&世界中の名画を楽しむ


渦の大きさが世界一と言われている鳴門海峡の渦潮。小田井はその渦潮を間近で体感するために、早速うずしお汽船で海へ出た。

風もなく、凪の美しい海。目を細める小田井の前に突如現れたのは、直径が最大で約30メートル、流れが最速で約20kmにもなる巨大な渦潮だった。海面を抉り取るように波立つダイナミックな渦潮に、小田井は「洗濯機で回されてる洗濯物の気持ちがわかったね」と一言。相変わらず独特の感性から出る言葉に、スタッフから笑い声が漏れていた。

次に訪れたのは大塚国際美術館。大塚グループが創立75周年を記念して建てたもので、国立公園の中に位置する大きな美術館だ。2018年の「NHK紅白歌合戦」では米津玄師が同館から生中継で出場したため、そのたたずまいが記憶に残っているという人もいるかもしれない。

同館で展示されているのは、“陶板”によって原寸大で再現されたミケランジェロの『最後の審判』『天地創造』など1000点以上の名画の数々。紙に描く通常の絵画と違って陶板を使用するため劣化しないのが、“陶板名画”の特徴だ。レオナルド・ダ・ヴィンチの修復前と修復後の『最後の晩餐』を比較したり、『モナリザ』を触ったり、消失したゴッホの『ヒマワリ』を再現したものを間近で観賞することもできる。

小田井は「歴史的価値のあるものの保存という意味では、このタイルに焼くという保存の仕方は最高ですね」と賞賛した。同じくアートに関わるものとして、形に残り続ける名作に感じ入るところがあったのかもしれない。

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瀬戸内海国立公園の中に佇むプライベートリゾートに宿泊


この日の極上宿は、瀬戸内海国立公園の中に佇むプライベートリゾート「HOTER RIDGE」。緑豊かな景観だけでなく、眼下に鳴門海峡が広がる絶景も楽しめる宿だ。

小田井が宿泊するのは、今年5月にオープンした同施設唯一のスイートルーム「贅奏-Zeiso-」。扉のノブまで信楽焼きで作られたという贅を凝らした趣向に、小田井は入室前から感動しきり。部屋へ入ると、いきなり目に飛び込んでくるのがリビングの大きな窓越しに見える雄大な鳴門海峡だ。「言葉を失うな…」という感想にも納得の、非日常的な空間。“景色を一番綺麗に楽しめるように”と、部屋の作りから家具までこだわり抜かれた一室だという。

ちなみにスタッフからのちょっとしたおもてなしとして、部屋の机にはウェルカムカードを案内される。それを見た小田井が思わず吹き出すのも当然、カードには丁寧な挨拶に小田井の妻であるLiLiCoの似顔絵が描かれていたのだ。遊び心にニコニコの小田井だったが、負けていられないとばかりに「現実を忘れようとしてこういうとこ来ているのに…」とジョークを1つ。わざわざイラストを描いてくれたというスタッフに、お礼の言葉を伝えてくれるように頼んでいた。

スイートルームの開放的な内風呂は、檜風呂とジェットバスの2つ。ガラス張りになっており、窓を開ければ瀬戸内の景色が広がるため、開放感は抜群だ。檜風呂は24時間一定の温度でお湯が巡っており、いつでも好きなときにお湯に浸かれるという仕様。また隣にあるジェットバスは外に繋がっているため、自然の空気を浴びながら露天風呂のように楽しむこともできる。小田井は檜の香りに包まれる檜風呂を選び、旅の疲れを湯の中に流す。瀬戸内海が望める大きな窓と、脱衣所までガラス張りになっている内風呂。あまりにも非現実的な開放感に、小田井もうっとりとした表情のまま湯を堪能する。

待ちに待った夕食は、旬の食材と地元の味覚の極みを集めた和懐石。徳島県産のアオリイカと車海老は、600度に熱した石の上で炙り、タレを絡めて食べる。焦げ目のついたアオリイカを口に運んだ小田井は、あまりの美味しさに「うふふふふ」と満面の笑み。「これは美味いわあ…」としみじみ呟いた。

まるで宝石箱のような“雲丹板に徳島県産雲丹と海鮮寄せ”は、ウニやイクラ、アワビといった海産物の宝石箱。小田井は出汁のジュレの乗ったウニを頬張り、「酸味との相性がものすごくいいです」とマリアージュを絶賛する。

メインディッシュは、「とくしま三ツ星ビーフ阿波一貫牛の炙り」。小田井の「溶けました…溶けてなくなりました」という言葉通り、人の体温で溶けてなくなってしまう繊細な肉質だ。何もつけずとも味わい深い阿波一環牛だが、本わさびとすだちをつけることで爽やかな味わいに。「あとから肉の旨味が少しずつ主張してくる。これはおしゃれな食べ方ですねえ」とひと口ごとに感動を口にしていた。

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アーティスト・小田井の芸術は歌だけではない


今回の放送で、大塚国際美術館の“陶板名画”を観賞した小田井。文化の保存方法として驚いていたものだが、実は小田井自身も絵の腕前を持っていることはご存じだろうか。

芸能人が俳句や絵画などの文化的素養を競い合う人気番組「プレバト!!」。小田井はかつて同番組で描いた水彩画が評価され、「特待生」に認定されたことがある。テーマパークである「花屋敷」を描いたもので、細かな景色の描写や色使いは素人目でもわかるほど見事。

旅の行く先々で出会うヒト・モノに関して、小田井の感想は得てして独特になりがちだ。それがウケを狙ってのものだけでなく“文化的感性の賜物”だとしたら、ユニークな発想にも納得がいく。今後もさまざまな表現で、番組を彩ってくれるに違いない。

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