――お二人とも、原作のキャラクターのイメージにピッタリ合っていますが、ビジュアル面で意識したことはありますか。
上杉:僕は、ヘアメイクさんのおかげです(笑)。
西村:僕は、髪型はこだわって、撮影中に3回くらい髪を切りました。シーンに合わせてどのヘアスタイリング剤をつけるかとか、分け目や髪の質感をどうするかとか、スタッフの方と話し合いながら作りました。
――ワンルームが舞台ですが、ワンルームでの撮影はいかがでしたか。
西村:撮影は暑さとの戦いでした。僕たちは汗が流れないように扇風機を持たせてもらっていたのですが、スタッフの皆さんは熱い中作業されていて…。
上杉:8畳程の部屋にスタッフさんが10人くらい居るので、サウナのような熱気で。スタッフさんと一緒に「頑張ろう…」という気持ちでやっていました。
――大変ですね。他にも、撮影で苦労した点はありますか。
上杉:時間の制約と、せりふ量が多かったことです。
西村:本当に多かったです! この経験をしたら、何でも乗り切れるだろうなと思えるくらいの量でした。
――大きな羽を付けた状態で芝居をすることについてはいかがでしたか。
西村:羽を付けた状態で移動するのは大変でした。セットのワンルームにスタッフさんが10人くらい居たので、羽がスタッフさんに何度も当たってしまったり、ドアから出られなくなったり。
上杉:二人で芝居をするときも、この距離だと当たっちゃうからここは少し近寄らないようにしようねと話しながら演じていました。
――幸紀と天使の掛け合いも見どころの一つだと思いますが、掛け合いをするシーンの撮影はいかがでしたか。
上杉:掛け合いは、漫画だと情景を脳内で想像きるのですが、台本をもとに実際にお芝居するとなると、掛け合いをするときの間が足りなくなることがあるんです。なので、台本に書いていない掛け合いの間を、現場で話し合いながら作っていきました。
西村:監督も、間を大事にしていました。あと、ジョークを言い合うシーンなどの掛け合いのシーンは、目の動きを意識しながら演じました。
上杉:本当に目の動きは注目ポイントだと思います。目線が変わってきたり、目が合う回数が増えていったり。特に話し合ったわけではないのですが、互いに意識していたのだろうなと思います。
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