「急にどうしたんだよ?」と尋ねるカケルにヤマトは「カケルはどうしてあの子と一緒にいるんだよ。今日はおばさんと陸と買い物に行くって言ってたくせに」と責めるように言う。カケルは不安そうに「ヤマト…?」と名前を呼ぶ。
ヤマトは気持ちを伝える勇気も気持ちを確かめる度胸もないくせに割り切ることもできない自分を苛立たしく思う。
電話が入り、場所を離れて電話に出ようとするカケルの肩を掴んで振り向かせ、ヤマトはカケルを抱きしめた。
ヤマトに抱きしめられて驚くカケル。スマホは床に落ちて、茜からの着信を表示している。ヤマトはカケルを抱きしめながら心の中で「苦しいよ」とつぶやくのだった。
カケルへの気持ちが抱えきれないほど大きくなっているヤマトを思うと切なくて胸がギュッと苦しくなった。
◆構成・文=牧島史佳
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