漫画やアニメ、ゲームといったコンテンツと並び、いまや日本が誇る文化として、海外でも広く親しまれているコスプレ。8月4日～6日には、愛知・栄周辺で世界最大規模のコスプレの祭典として知られる大型イベント「世界コスプレサミット2023(WCS)」が開催された。
国内外から約22万6600人ものコスプレファンが集結した同イベントで、会場を彩ったコスプレイヤーたちにインタビューを実施。それぞれの「コスプレに対するこだわり」などを話してもらった。
にぎやかなイベントの雰囲気に合わせて、元気なキャラクターのコスプレをしたい！と思って。今回は「チェンソーマン」のパワーちゃんのコスプレで参加しました。特殊なカラコンを入れているので、それに負けないようにメークもかなり濃いめに仕上げています。また、パワーちゃんらしい表情やポーズを再現できるように、毎日鏡を見ながら練習してきたので、そこも注目してもらえるとうれしいです！
体のラインが出る衣装なので、きれいに着こなせるように2カ月前からダイエットを頑張りました。ウサ耳や、頭の上のHALO(ヘイロー)といった装飾の造形もこだわったポイントです。
アスナちゃんは垂れ目が特徴的なキャラ…ということで、初めてアイメークで地雷ラインに挑戦してみました。それと、今回はウイッグの色味の調整も難しくて…。肌の色とウサ耳、どちらにもなじむ色味のものを見つけ出すのはなかなか大変でした。また、ただ被って終わり…ではなく、ウサ耳を付けた状態でちょうどいいバランスになるようにウイッグセットをしたのも、今回のコスプレで力を入れたポイントになります。
いつも明るくて面白い藤原書記が大好きで、いろんなバージョンのコスプレをしてきたんですけど、今回は思い切ってバニー衣装に挑戦してみました。なんといっても藤原書記なので、セクシーになり過ぎず、かわいい雰囲気が前面に出るようなメークを心掛けて。その上できれいに着こなせるように、体の方も適度に鍛えて完成度を高めました。
フィギュアで発売されている、盾子ちゃんのバニーバージョンのコスプレになります。一番こだわったのはウイッグの再現度ですね。盾子ちゃんならではのボリューム感とうねり、跳ね具合を再現したくて、結構頑張りました。ウイッグそのものは4つのパーツに分かれる仕様になっていて、フワッと軽そうな感じに見えると思うんですけど、実は意外と重くて…。しかも形が崩れないように運ばないといけないので、持ち運びには気を使いました。
同イベントに続き、「池袋ハロウィンコスプレフェス2023」(10月28日・29日、池袋東口エリア)や「東京コミコン2023」(12月8日～10日、幕張メッセ)、「コミックマーケット103」(12月30日・31日、東京ビッグサイト)など、コスプレも楽しめる大型イベントは、10月以降も全国各地で続々と開催予定。どのような漫画、アニメ、ゲームなどのコスプレに人気が集中するのか？ こちらの記事でコスプレに興味を持たれた方は、会場まで足を運び、自身の目で直接確かめてみてはいかがだろう。
◆取材・文＝ソムタム田井