番組の終盤で、広瀬は過去の自らのオーディションエピソードを披露する。広瀬は、オーディションで落選し、くやしい想いを多く経験してきた。そして「落ちた経験があるからこそ、私はデビューできた」と自分が経験してきた道だからこその重い言葉で、参加者たちに言葉を尽くしていく。
落選者の心に寄り添うことができるのは、広瀬が目の前の挑戦者たちと同じ立場だった経験があるからだ。合格者にも落選者にも寄り添おうとする広瀬の姿は、審査員からプロデューサーになっても歌姫を大切にする姿が容易に想像できる。
自分の経験と明確な“新時代の歌姫”像を持つ広瀬は、最終的にどんな人を選ぶのか。デビューにならずともタメになるオーディションの続きはもちろん、彼女が見出す“歌姫”のデビューまで見届けたい気持ちにさせられた。
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