公演は今、ちょうど折り返し地点(※インタビュー時)。もう7公演も終わったんだ!という気持ちです。公演をやればやるほど、1公演があっという間に感じます。今回、ステージがランウェイ型ということで、1度観に来てくださった方も座る場所によっては感じ方が全然違いますよね。きっとファンの方の中には、たくさん来てくださる方もいると思うんですけど、それぞれの席で感じる気持ちは今日初めてのものかもしれない、と思うと毎回すごく緊張します。きっと千秋楽まで緊張しつづけるんだろうな。
劇場だけではなく、配信でも観てくださる方もいらっしゃるかと思います。今回は第1弾とは雰囲気がまたガラッと変わって、キャラクター一人ひとりの感情を深堀りしていく部分がたくさんあります。シリアスなシーンも増えているんですけど、だからこそ、更にキャラクターのことを好きになれる舞台になっているんじゃないかな。存分に明るいところとシリアスな部分の高低差の波に呑まれてほしいですね。
そして私が演じる依鈴ちゃんは、特にシリアスな部分が多いキャラクターですが…シリアスな中にも悲しみだけではなく怒りがあったり、怒りの中には優しさがあったりします。依鈴ちゃんの愛情や優しさを、みなさんに上手く伝えられるように頑張りたいなと思っています。透と出会った後の依鈴ちゃん、ハルのことを大切に思う依鈴ちゃんといった感情の変化に注目しながら、自分のためだけじゃなく他人のために動く優しさを感じて楽しんでいただけたらうれしいです。
取材・文=ふくだりょうこ
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