<呪術廻戦>オシャレな演出で攻めたVS脹相戦 “アニオリ盛り盛り”赤血操術の真価にファンも絶句「舐めててゴメン」

2023/10/20 19:01 配信

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アニメ「呪術廻戦」第13話が放送(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会 (C)Sumzap, Inc./TOHO CO., LTD.

MBS・TBS系列全国28局にて放送・配信中のアニメ「呪術廻戦」(毎週木曜夜11:56-0:26ほか、TBS系/ABEMA・ディズニープラス・Huluほかにて配信)の第2期13話(第37話) 「赫鱗」が10月19日に放送された。今話は1話まるっと虎杖悠仁(CV.榎木淳弥)と脹相(CV.浪川大輔)のバトル回となり、脹相が使う赤血操術とスタイリッシュなアクションに注目が集まった。(以下、ネタバレを含みます)

動きに動きまくったVS脹相戦


渋谷駅構内に突入した虎杖と脹相のファーストコンタクト。いきなりの赤血操術奥義“穿血”で虎杖は左腕を貫かれてしまう。ここから展開された2人のバトルはひと言で言って、「ものすごい」に尽きるものだった。

アニメーターへの感謝の気持ちが湧き上がるほどに、とにかく動く、動きまくる。前話は七海建人(CV.津田健次郎)の怒気を表現するように、太く、ずしりとした重厚な作画であったが、今回はそれとは対照的に、様々な角度から映すカメラワークとスピード感のあるスタイリッシュなアニメーション。なおかつ、電光パネルで見せる赤血操術の解説、穿血を誘う矢印の標識、点滅する光源による明暗の作りといったオシャレな演出とあって、本来なら鮮血が広がるエグい戦闘描写を鮮烈に見せていく。

振り返れば、これまでも「呪術廻戦」はエピソードによって演出カラーを変えてくる作品だった。「懐玉・玉折」で言えば、爽やかな青とまぶしい光を強調した前半の雰囲気に対し、後半は夏油傑(CV.櫻井孝宏)の胸中を表したかのようなくすんだ絵作りがされていた。全編通して固定の演出カラーという作品も素晴らしいが、本作のように画(え)の感覚を変えていくのも文句なしに素晴らしいものだ。これを作った絵コンテ、演出担当のセンスは視聴者にも刺さったようで、X(旧Twitter)では「今回の呪術廻戦、オシャレすぎん!」「標識のメタファーと重なるバトルがいい雰囲気。これすごい好き!」などのコメントが次々と寄せられていく。

アニメ「呪術廻戦」第13話より(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会 (C)Sumzap, Inc./TOHO CO., LTD.