オンライン動画配信サービス「Hulu」にて、9月26日より独占配信が開始したHuluプレミア「プレイ・フォー・ブラッド」。第1話では、メキシコシティの通称“ゾンビ街”で、首や手足が切り取られた遺体が発見される。その後、同様の猟奇的な殺人事件が起こり、警察やマスコミが動き出す様子が描かれた。本記事では、考察を踏まえながら第1話を振り返る。(以下、ネタバレを含みます)
本作は、国際エミー賞受賞プロデューサーが手掛けるメキシコ発のクライムサスペンス。古代アステカ文明の“生贄の儀式”が現代のメキシコシティで再現される、という設定のドラマだ。物語では、タブロイド紙の記者が警部補や人類学者と手を組み、奇妙な連続殺人犯を追って、徐々に真相を明らかにしていく――。
キャストには、普段はメキシコの有名歌手として活躍中のアーロン・ディアスが、事件を独自取材する新聞記者のカサソラ役を担当する。
その他にも、事件の真相を追う警部補のモンドラゴン役にはアナ・ブレンダ・コントレラスが、そして古代アステカ文明に詳しい博物館の学芸員エリサ役にはヨシラ・エスカレガが抜擢。それぞれ迫真の演技で、事件の真相を追い求める。
メキシコ独立記念日の前夜祭。街が祝杯ムードに湧く中、ある猟奇的な殺人事件が起こる。遺体には首がなく、体中に無数の傷跡が残されていた。現場にはモンドラゴン警部補が訪れ、証言者から情報を集めるも、“ゾンビ街”と呼ばれるホームレスが多いエリアでは有力な情報が得られない。
事件について分かっていることは、被害者の名前は“サムエル・ラミレス”で、若い男を集めて売春で2度の逮捕歴がある人物であることのみ。そしてラミレスの死体の検視が行われると、心臓が取り除かれていることが発覚する。
一方、新聞記者のカサソラは、取材の一環で浮浪者の装いをしてホームレスの中に溶け込み、生活を送っていた。その後上司に呼び出されたカサソラは、タブロイド紙「センセーショナル」へ異動を命じられる。「センセーショナル」は裏社会を記事にする部署で、いわゆる“左遷”だった――。
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