頭や手首が切り落とされる猟奇的殺人事件が発生…メキシコシティで繰り広げられるクライムサスペンスが開幕<プレイ・フォー・ブラッド>

2023/10/24 17:30 配信

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立て続けに第2の猟奇的な殺人事件が発生…


モンドラゴン警部補は上司に「昇進の話が出ている」と呼ばれ、捜査にさらに力を入れるよう伝えられるが、実は夫との間に妊娠が発覚しており、1人で悩んでいた。

そんな時、くしくも第2の事件が起こってしまう。被害者は女性で、遺体は同じように首や手足が切り取られていた。そこでカサソラは「センセーショナル」の同僚に「俺に取材させてくれ」と自ら殺人事件の取材へと向かった――。

その日の夜、カサソラがゾンビ街を徘徊していると、第1の事件の最初の目撃者、ホームレスのエバンフローに遭遇する。エバンフローは酒に酔いながら「悪魔が頭を食うぞ」と叫び、“犯人から受け取った”というものをカサソラに渡す。それは鳥の羽のようなものだった。

その頃、学芸員のエリサは見学に来ていた子供たちに、“古代アステカ文明ではケツァールという鳥の羽で頭の飾りを作っていたこと”や、“その飾りはモクテスマ王が着けていたが、今は盗まれてウィーンの博物館にあること”などを説明していた。そんな時、子供の1人が叫び声をあげる。

エリサが少女の指差す方向へ行くと、展示されていたモニュメントの中に、2つの事件で切り取られた“手足”が入っていたのだった――。

果たして犯人は人間なのか?凄惨な犯行の手口


第1話では、メキシコシティでの猟奇的な連続殺人が2件発生したが、特に気になったのは、2つの事件とも被害者の頭や手首が切り落とされていたことだ。また、2つ目の事件では被害女性が殺される前、現場にロープとケツァールという鳥の羽が落ちていた点も気になる。

あらすじにもあるように、一連の事件は古代アステカ文明の“生贄の儀式”を再現しているのだろうが、犯行の手口を見る限り、とても人の仕業のようには思えない。犯人はもしかすると“人ではない何か”という可能性も考えられる。

また同話では、左遷を余儀なくされた記者のカサソラと、私生活で葛藤を抱えるモンドラゴン警部補がこの事件に挑む様子が描かれていたため、今後はこの2人がタッグを組んで事件を解決していくのかもしれない。

◆文=ザテレビジョンドラマ部