3つ目の連続殺人事件が発生…古代アステカ文明との関連に迫る<プレイ・フォー・ブラッド>

2023/10/25 17:30 配信

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「プレイ・フォー・ブラッド」第2話より(C)2022 Pray for Blood Holdings, LLC

オンライン動画配信サービス「Hulu」にて、9月26日より独占配信が開始したHuluプレミア「プレイ・フォー・ブラッド」。第2話では、カサソラ(アーロン・ディアス)が学芸員のエリサ(ヨシラ・エスカレガ)に事件の協力依頼をする様子が描かれた。本記事では、考察を踏まえながら第2話を振り返る。(以下、ネタバレを含みます)

「プレイ・フォー・ブラッド」とは


本作は、国際エミー賞受賞プロデューサーが手掛けるメキシコ発のクライムサスペンス。古代アステカ文明の“生贄の儀式”が現代のメキシコシティで再現される、という設定のドラマだ。物語では、タブロイド紙の記者が警部補や人類学者と手を組み、奇妙な連続殺人犯を追って、徐々に真相を明らかにしていく――。

キャストには、普段はメキシコの有名歌手として活躍中のアーロン・ディアスが、事件を独自取材する新聞記者のカサソラ役を担当する。

その他にも、事件の真相を追う警部補のモンドラゴン役にはアナ・ブレンダ・コントレラスが、そして古代アステカ文明に詳しい博物館の学芸員エリサ役にはヨシラ・エスカレガが抜擢。それぞれ迫真の演技で、事件の真相を追い求める。

学芸員エリサが主張する“事件と文明”の関係性


エリサが学芸員として働く美術館で連続殺人事件の遺体の一部が見つかり、現場にモンドラゴン警部補がやって来る。遺体が儀式用の祭壇に置かれていたことから、エリサは「神聖な場所だと知っていて、誰かがここに運んだのでは?」と推測する。

そして古代アステカ文明の生贄について説明し、今回の事件との類似性を指摘するのだが、モンドラゴン警部補は“事件は世俗的なものだろう”と真剣に話を聞かなかった。

その後、州検事局の元職員の首が切断されるという、3つ目の連続殺人事件が発生。モンドラゴン警部補が博物館の防犯カメラを確認すると、人ではない“何か”が光る映像が記録されていた。

またDNA鑑定では博物館の遺体の一部が事件の被害者のものと一致し、3つの事件は同一犯だということが分かった。モンドラゴン警部補は被害者の共通点に注目するが、弁護士のバランテスだけ暗い過去や敵がおらず、異質なものがないと疑問に感じる。

その頃、カサソラは博物館の噂を聞き、タブロイド誌「センセーショナル」の同僚キンタナに「手がかりをつかむまで戻るな」と事件を捜査するよう指示されるのだった。