10月24日放送の「バリューの真実」(NHK Eテレ)では、「ストレスとの向き合い方」について取り上げた。その中でSixTONESの楽曲がストレス解消に効果的であることがわかり、実際に番組内で披露した。
番組が行ったアンケート調査によると、「いまストレスがある」と答えた高校生は90.5%で、その原因は勉強、友達、恋愛だという。また、親友がストレスで悩んでいるときに良い言葉をかけたいと答えたのは96%と高いことを踏まえ、さまざまなシチュエーションを挙げながらストレスとの向き合い方を深掘りした。
公認心理士の小高千枝さんによれば、ストレスを感じている人に対して言葉をかけるときのポイントは「その人がその時に抱いている感情に寄り添うことが大事」とアドバイス。相手が怒っているならば静める言葉を、悲しんでいるならば癒やしの言葉をかけると良いと話す。これにはSixTONESのメンバーもうなずきながら耳を傾けていた。
また、番組後半では高校生に「ストレス解消にやることは?」と聞いたところ、最も多かったのが「音楽を聴く」だった。
この結果について、医師で東北大学教授の瀧靖之さんによれば、音楽を聴くと脳の報酬系(脳内の快感に関わる神経系)に作用し、ドーパミンを分泌。「中学生、高校生の頃はドーパミンの感受性がいちばん高い時期」だと言い、音楽を聴くことがストレス解消につながると説明した。
SixTONESの楽曲では「WHIP THAT」がストレス解消につながるのだそう。瀧さんは「みんなが盛り上がる楽しい曲」と語り、ライブでジェシーが即興で考えた振り付けをメンバーがまねをする場面に触れ、「感情の伝ぱと言って楽しい人を見ているとこちらも楽しくなる」と説明。また、一定のリズムを刻むドラムやラップなどもストレス解消に効果的だと言う。
「WHIP THAT」のイントロについて、森本慎太郎は自身が歌う「Woo」のパートを挙げて、「一気にテンションあがってストレス解消につながるのはわかる」と同調。京本大我も森本のパートの続きを歌っていることから「あそこも一緒に歌って欲しいですね」と語った。
松村北斗は、ジェシーが振り付けを考えるパートの直前の歌詞を担当しており、「そこは俺の言い方でジェシーへの注目度が変わるのかなって思うから、そこでみんなで行くよ!っていう」と、歌唱で意識しているポイントを語っていた。
番組では「WHIP THAT」をフルサイズで披露。メンバー全員が飛び跳ねながら踊ったり、ジェシーが片足をあげる振り付けを即興で披露すると、ほかのメンバーがまねをするなど終始盛り上がっていた。
パフォーマンス振り返って、高地優吾は、「ジェシーのアドリブじゃん。俺らも何が来るんだろうっていうワクワクがある」と、自身も楽しみながらやっていることを明かすと、田中樹は「結婚式のスピーチか(笑)」とツッコミを入れていた。
この日披露した「WHIP THAT」は、コンサートでも盛り上がる曲としてファンの間でもよく知られている。今回、SixTONESの楽曲がストレス解消につながると言う専門家の分析が聞けたことで、ファンも体感だけではなく、理論的な説明が加わったことで納得感も得られたのではないだろうか。
※高地優吾の高は正しくは「はしご高」
◆執筆・構成/ザテレビジョン編集部 バラエティ班
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