自分に言い聞かせるかのように「俺は戻れる。戻れる…」とつぶやいたかと思えば、「ここでやめれば引き返せる」と引き留めるウィジョンを「俺はもう止まれない。最後まで捜査をやり遂げる」と突き放したり…混乱していくジュンモの精神状態を、目を泳がせ、声を荒げて表現するチャンウク。うその関係の上に築かれていくジュンモとギチョル、ウィジョンの絆が切なくも美しく、胸を締めつける。
メインキャストによる目を逸らすことができない生々しい演技が続く一方で、変わっていくギチョルに付いていけない江南連合のメンバーたちや、身勝手な言動を見せる警察側の人間たち、大金に群がる麻薬カルテル関係者…などさまざまな“悪人”がジュンモたちを追い詰めていく。最終回に待ち受けるのは、「何が本当の悪なのか?」と見る者に問いかけてくるような壮絶なクライマックスだ。
25日に最終話までの3話分がディズニープラスで配信されるや否や、視聴者からは「途中でやめられなくて3話分一気に見た。あっという間だった!」「しばらく余韻から抜け出せそうにない」「つらくて苦しくて、最高のドラマ」の声が続出したほど。
また、「チャンウクの、演技とは思えない演技が圧巻」「どんどん壊れていくジュンモから目が離せない」「チャンウクの演技力を再確認した」「無防備に平凡な幸せを求めるギチョルが悲しすぎる」「ウィ・ハジュンさんこれから追っていきたい素晴らしい俳優!」など、俳優陣の圧巻の演技をたたえる声も多く上がり、多くのドラマファンを魅了している。新たな韓国ノワールの傑作の誕生だ。
「最悪の悪」は、ディズニープラスにて全話配信中。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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