菊池風磨“饗庭”の言葉が芯を食う 税を扱う人間としてあるべき姿に「シビれた」の声<ゼイチョー>

2023/10/29 19:23 配信

ドラマ レビュー

菊池風磨“饗庭”が見せる公務員の在り方に反響(C)日テレ

ゼイチョー ~『払えない』にはワケがある~」(毎週土曜夜10:00-10:54、日本テレビ系/Huluにて配信)第3話が10月28日に放送された。今回は、子育て世代への問題に菊池風磨演じる饗庭蒼一郎や、松田元太演じる増野環が奮闘。難しい“待機児童”問題に切り込む饗庭の言葉に、「ギャップすごすぎてシビれた」「なんか涙出そうになった」などの声がSNS上で飛び交った。(以下、ネタバレを含みます)

「ゼイチョー ~『払えない』にはワケがある~」とは


同ドラマは「BE・LOVE」(講談社)にて、2016年4号から2017年6号まで連載されていた「ゼイチョー!~‎納税課第三収納係~」が原作。“徴税吏員”が滞納されている税金を徴収するべく奮闘する物語で、著者である慎結が市役所で非正規職員として働いていた経験を基に描かれている。

ノリは軽いが優れたスキルを持った徴税吏員・饗庭蒼一郎を演じるのは菊池。そして、饗庭と正反対、真面目に滞納者と向き合う猪突猛進タイプの新人徴税吏員・百目鬼華子役は山田杏奈が務める。

「カボチャ怪人が食べちゃうぞ~」徴税強化対策へ立ち向かう第三係の仮想姿がかわいい


「みゆきの市は子育ての街」ということをアピールすべく、みゆきの市はハロウィーンイベントを開催。第三係のメンバーは、ハロウィーンイベントにちなみ、カボチャの仮装をしてイベントの手伝いにきていた。

子育ての街のPRのためスピーチをしていた相楽義実(本郷奏多)の様子を見て、第三係の係長である橘勝(光石研)は「副市長、若いのに堂々としているなぁ」と力ない声でつぶやく。隣にいた華子は不安そうな表情。積極的に家宅捜索による徴収を行うべしと発布された、“徴税強化体制”のことが頭から離れないようだ。

そんな華子に話しかけてきたのは、同じくハロウィーンの仮装に身を包んだ饗庭。「そんなに気になるなら、聞いてみればいいじゃん。ねー!お兄ちゃん、教えて~」以前まで相楽と義理のきょうだいであったという華子へのアドバイスだったが、体を揺らしながら駄々っ子のまねをする姿は相変わらずノリが軽い。そして華子も、「今は、ただの職員と副市長です」としっかり“今はきょうだいの間柄ではない”と反論する。

そんなやりとりをしていると、近くで何やら大きな物音が。どうやら園児たちが集まる「おえかきコーナー カボチャとわたし」から聞こえてきたようだ。そこには、園児たちを落ち着かせようと奮闘する保育課職員の姿があった。

どうやら園児の1人が描いている途中の絵を破ったことで、騒ぎになってしまったようだ。三係の増野が「どうして破いちゃったの?」と園児に尋ねるが、「知らない!」と興奮するばかり。

そんなシリアスなひと幕もあったが、イベント会場にいた子どもたちにカボチャのボールを投げつけられる饗庭はいつもの笑顔に戻る。「やったな~!カボチャ怪人が食べちゃうぞ~!」と子どもたちを元気に追いかけ回していた。