なんと言っても本作は人気アトラクション“ホーンテッドマンション”の映画化なので、まるでアトラクションにライドしているかのような没入感や仕掛けを純粋に楽しむこともできる。
エディ・マーフィ主演の前作でも、墓地で見事なアカベラを披露する胸像たちや、屋敷の中にある不気味な長い廊下などが登場していたが、本作でも伸びる肖像画の部屋や拳銃の打ち合いをしている亡霊たち、大広間のパイプオルガンから流れてくる不協和音や廊下の壁にずらりとかけられた額縁など、ありとあらゆるところにアトラクションのネタがちりばめられており、再現力の高さがゆえに恐怖よりも楽しさが先にやってくる。
さらに、今作で監督を努めているジャスティン・シミエンはカリフォルニアのディズニーランドでキャストとして働いていたという異色の経歴を持ち、「休憩中にはよく“ホーンテッドマンション”に乗っていた」と、同アトラクション愛を公言していることもあり、まるで屋敷に招かれたような運命に“ゾクッ”としてしまいそうだ。
映画「ホーンテッドマンション」は、ディズニープラスにて見放題独占配信中。
◆文=suzuki
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