その後、ミホとユジンの2人が問題を起こしたことで学校に呼び出されたガンスク。ユジンの実の母を侮辱し、「ユジンも同じ血を継いでいる」と言い放ったことで亀裂は決定的に。互いの母のことで言い合いとなったミホとユジンはもみ合い、転んだ弾みでユジンは顔に傷を負ってしまう。
そして“自分がいかにガンスクとミホに苦しめられてきたか”という内容の告発文を校内に掲示し、屋上から飛び降りると脅して、全てが事実だとミホに認めさせたユジン。そのことで醜聞は近所に広がり、継父は自殺を図る。そんな中でも、自分本意なガンスクは“離婚しないのはミホのためだ”と告げ、「生涯私に償いなさい。あなたは罪人よ」と言い放つのだった。
過去を思い返しながら、何故何も知らなかったのかと自分を責めるミホ。何故会いに来たのか、何を言いたかったのか、アルバムの中のユジンに問いかけるが、答えるはずもない。
その後、ミホのもとに事件の関係者と思われる謎の人物から怪しげなショートメールが届く。その内容は、日時や場所の指定と共に、「取り引きしよう」「望みの物をやる」「USBを持ってこい」というものだった。
第6話では、これまで謎だったミホとユジンの間に生じた確執の原因が明らかになった。キーパーソンであるミホの母・ガンスクのミホに対する強気な態度にはたびたび違和感を覚えたが、ここでその異常なまでの身勝手さが浮き彫りになっていく。
回想シーンでは、ミホとユジンが、ガンスクによって人生をめちゃめちゃにされていく様子が描かれていた。女性らしく成長していく娘に嫉妬しながら、常に自分を正当化し、自分の思い通りにならない娘を虐げていく姿には、苛立ちとともに底しれない恐ろしさを感じる。
血の繋がっていない母娘であったユジンは、どれほどガンスクを恨んでいたのかが想像できる。ガンスクに追い返されたせいでユジンが語れなかった“思い”は、今後ミホに届くことはあるのだろうか。今後事件の真相とともに、ユジンの心情も明らかになっていくのかもしれない。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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