広瀬香美が見出す“歌姫”候補は残り9名 第4話に見る“広瀬香美だから”できるオーディション番組の光景

2023/11/03 12:00 配信

バラエティー 動画 レビュー

「落ちちゃうよ」厳しい言葉も飛び交う第4話※提供画像

“歌姫”候補者が、広瀬香美の顔を型どった「香美マスク」をして、顔を隠したままオーディションに臨んでいる「歌姫ファイトクラブ!!」心技体でSINGして!」(Huluで全話独占配信中、全10話)。応募総数1457の動画審査を通過し、さらに1stステージを勝ち抜いたのは22名の歌姫候補たち。2ndステージでは、そこからさらに絞られて、残り9名になった第4話を考察と共に振り返る。

「落ちちゃうよ」本気だからこそ強い言葉で候補者たちを鼓舞


「1つの強みでは通用しない!」そう語るのは、審査直前に緊張するメンバーと対峙する広瀬香美。広瀬が参加者に求めるのは、「声がいい」「もっと聞きたい」「一生聴いていたい」と思わせるような歌声だ。

1stステージで自分の歌声と個性を発揮し、見事通過したのは22名。第3話に引き続き、2ndステージでは「童謡」を使って“感情表現”を歌に込める課題が出された。応募番号0838番、アカペラサークルに所属する奈良県の20歳大学生には、“怒り”の感情で「チューリップ」を歌うという指示が出された。

歌い終えた彼女に、広瀬は「ちゃんと怒ってる?」「仕事で怒るんだよ」と質問。本当に怒るのではなく、“怒って”と言われたら怒るのが表現者だ、と持論を展開する。もう一度彼女が歌い始めると「ホントほんとに?」、「本気で歌わないと、落ちちゃうよ!」という広瀬の言葉が、彼女を震憾させる彼女を突き刺す。

なかなか心の底から感情を込められない彼女に、広瀬は続ける。「お友達から、“本当に歌手になるの?”と言われた悲しみや切ない感情をいま爆発させる時だよ」と、広瀬なりの言葉で激励。握り拳で鼓舞する広瀬と歌姫候補者の強い気持ちがぶつかり合う、とても印象的な場面だった。

制作時間15分とは思えないオリジナルソングに広瀬も絶賛


続いて課せられた課題は「オリジナルソング」。自分の「感情」を歌詞として50〜60文字で書き、自分の「得意な歌唱技術」を取り入れた自作の歌を、制限時間15分以内に作るというもの。

「笑っていれば大丈夫〜♬」力強く、のびのびと歌い始めたのは、音大ミュージカルコース卒業という経歴を持つ、22歳の女性。「笑っている自分が一番美しい」と自分らしさを堂々と表現しながら、歌の最後を締めくくる。素人目には15分で作ったとは思えないクオリティで、全体的にまとまりも感じるオリジナルソングになっていた。

広瀬も、歌を聴き終わると「素晴らしい歌声をありがとうございました」と穏やかな表情に。彼女の歌声から、広瀬は安定感・音楽レベルの高さ・音楽を愛する気持ち・研究心・努力を見たという。

特に広瀬が注目したのは、歌姫候補者が震えずにお腹や腰にしっかりと力を入れて歌っている点。数々の現場で悔しい思いを経験してきたという彼女の思いや努力を、歌声を聴いただけで広瀬は感じ取っていた。

広瀬からの言葉を聞いた彼女は、思わず唇を噛み締める。目に見えないはずの努力をしっかりと理解してくれたことで、報われた感覚を得たのかもしれない。広瀬は「ファンの皆様を勇気づけられるあなたになってくれるんじゃないかなと本当に思いました」と心からのエールを送り、講評を終える。

厳しくも芯を捉えた広瀬の目によって、2ndステージで9名まで絞られた“歌姫”候補者たち。ただ広瀬は、ここまでに4〜5人しか残らないと予測していたそう。番組の最後には、「いい裏切り方で嬉しかった」と笑顔で語った。

企画・演出プロデューサーである栗原甚が「“歌姫”誕生しそうですか?」と問いかけると、広瀬は「出そうですね」と自信ありげな笑み。3rdステージに向けて、「まっさらな気持ちのまま、3rdステージの審査に挑もうと思っています」と意気込みを見せる。

次回の3rdステージでは、こうしたオーディションではあまり見ない「親子面談」も。今回の2ndステージとはまた違い、“歌姫”候補たちの私生活・ビジョンを見定める審査が待っている。

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