コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介するのは、あしや稚浩さんの漫画『未熟な魔法使いと僕(しもべ)』だ。
あしやさんが2023年9月5日に同作をX(旧Twitter)に投稿したところ、6.2万件の「いいね」が集まっている。今回は作者のあしや稚浩さんにインタビューをおこない、創作のきっかけやこだわった点などについて語ってもらった。
6歳の未熟な魔法使いの少女はたくさんのカエルを生贄に捧げることで、かかしのような見た目の“しもべ”を作る。2人の主従はともに成長し、6年後には手を繋ぎながらアイスをシェアする友達のような関係に。
さらに時は流れ、15歳になった魔法使いは思春期に突入。「子供だからってナメられた」と荒れる魔法使いを、しもべは「レディは汚い言葉を使ったらダメですよ」とたしなめる。
その後、高校生になって彼氏ができた魔法使い。恋愛に悩む魔法使いを抱きしめながらなぐさめるしもべは、主人の保護者であり、また良き理解者のよう。
やがて立派なレディに成長した魔法使いは、いつでも側にいて甘い言葉をかけてくれるしもべにドキッとさせられることも。一方で、友人として、保護者として、主人を見守ってきたしもべのほうにも心境の変化が出てきたようで…。
魔法使い女子としもべの関係性に対し、読者からは「甘酸っぱい間柄になっていく過程を見ているとドキドキする」「お互いに感情が芽生えていくのがリアル」「尊すぎる…」など好評の声が相次いでいた。
――『未熟な魔法使いと僕(しもべ)』を創作したきっかけや理由があればお教えください。
仕事の合間にPCのファイルを漁っていたら、昔X(旧Twitter)のハッシュタグで流行っていた「#魔女集会で会いましょう」で描いていた絵を見つけたのがキッカケです。キャラが気に入っていたので、当時描いていたものから設定を作ったりして絵の練習も兼ねて描きました。
――描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあれば教えてください。
こだわった点は、読むときにアルバムを見ている感覚で読んでほしくて年齢別で描いたことですね。注目してほしいのは、2人の心と体の「成長」です。幼少期から成年期まで、容姿から口調など2人の関係性が深くなるのを見ていただけたらと思います。
――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
3枚目の1コマ目。「20歳」で身支度を手伝ってくれる僕(しもべ)の「いつでも私の事を一番に考えてくれる貴女が愛おしいです」の台詞がお気に入りです。主に対しての愛情を感じられるのと、見た目に反してイケメンなことをサラっと言える僕(しもべ)がカッコよく感じます。
――僕(しもべ)は、いわゆる「かかし」だと思うのですが、この2人が成就する展開はありえるのでしょうか? また続編を公開する予定なども含めてお聞かせください。
そうですね…(笑)。まだ成就する展開など深いところまでは考え切れていないのですが、何かしら進展があるかもしれませんね。続編は短いかもしれませんが、他に描いている人外キャラ達とクロスオーバーさせながら公開していく予定です。
――今後の展望や目標をお教えください。
新たに連載を持ちたいです。漫画を描いて読者に読んでいただきたいです。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!
『未熟な魔法使いと僕(しもべ)』が、こんなにもたくさんの方に見て評価をいただけるとは思ってもいませんでしたので、驚いております。たくさんのコメントや「いいね」「リポスト」などで応援してくださり、ありがとうございます!私もキャラ達が好きですし、一緒に共有できたらと思いますので、引き続き応援よろしくお願いします!
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