三浦涼介が舞台「呪術廻戦」と五条悟役を語る 今作では「“心”を伝えるお芝居をしっかりやれたら」

今作では「“心”を伝えるお芝居をしっかりやれたら」

三浦涼介撮影=梁瀬玉実


──そんなカンパニーの中で、特に印象的だったやりとりや、どなたかの姿などがあれば教えてください。

やっぱり佐藤さん(虎杖悠仁役の佐藤流司)ですね。お稽古場での居方や、本番に入ってからの彼の背中。一つ一つ、1日1日に懸けていく姿がたくましくて、僕にはすごく刺激でした。この人がいることで舞台「呪術廻戦」のカンパニーは回っているんだなと思いました。

──年齢やキャリア問わず、年下の方からも素直に刺激を受けていらっしゃるんですね。

いや〜、皆さん本当にすごいですもん。自分が20代のときは自分のことに必死で、周りのことなんて全然見れなかったですから。年上の方でも年下の方でも、素敵な役者さんはたくさんいて、そこから学ぶことは多いですね。この世界にいるうちは、固まらずにいたいと思っていて。「こういう見せ方ややり方があるんだ」と知ることで、また一歩前に行ける気がします。

──12月から「舞台『呪術廻戦』-京都姉妹校交流会・起首雷同- 」が始まりますが、今作ではどんな五条 悟が見られそうですか?

今回はもう「生徒に任せます」っていう感じですね(笑)。新たに出演されるキャストの皆さんもいるので、そこにもとてもワクワクしていますし、パンダもね(笑)。寺さん(パンダ役の寺山武志)もワクワクしていることでしょう!

──前作を経て、今作に生かしていきたいことなどはありますか?

前回は“キャラクター”というところへの意識を高めていたんですけど、“心”を伝えるお芝居をしっかりやれたらいいなと思っています。あとはみんなキャラクターが濃いので、負けないように演じたいです。

──前作では、“心”を伝えるお芝居がしきれなかったと思うところもあるのでしょうか?

しきれなかったというか、初めてのこともあったので、芝居心よりも見え方に意識が持っていかれる部分が多くて。観に来てくださる皆さんが原作やアニメのストーリーを知っていることもあって、お客様に成立させていただいたところもあったと思うんです。でも自分たちから発信してみせることの大切さを改めて感じて。そこがないと、2.5次元舞台の意味がない。人がやっている意味がないと思うので、まずは“心”を大切にしたいなと改めて思っています。

三浦涼介撮影=梁瀬玉実


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