コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は漫画家・ゆむいさんが愛犬のお散歩中に体験したエピソードを描いた『おさんぽ大ピンチ』をピックアップ。
9月11日に自身のX(旧Twitter)に投稿したところ、3.7万以上の「いいね」が寄せられ読者から大きな反響を呼んだ。この記事では作者であるゆむいさんにインタビューを行い、創作の背景やこだわりについてを語ってもらった。
日課であるお散歩に出かけた作者・ゆむいさんと愛犬・シャルル。道端でウンチをするシャルルを見て、いつものように袋を準備しようとする。しかし、そこで初めてゆむいさんはお散歩バッグを忘れたことに気づく。
用を足しスッキリした顔のシャルルの横で「そうだ、ティッシュがあれば」と思い、ズボンのポケットに手を入れてみるも、無い。焦るゆむいさんは次に「家にいるみつ(長男)に電話して袋を持ってきてもらえば」と思いつくも、スマホも無い。
完全に手ぶらでお散歩に来てしまい、青ざめるゆむいさん。絶望し、ふと空を見上げたあと、何かを悟った表情のゆむいさんは予想外の行動に出て…。
お散歩中、大ピンチに陥ったゆむいさんの“まさか”の対処法が面白おかしく描かれ読者から反響が集まっている本作。X(旧Twitter)上では「すごい…!飼い主の鑑…!」「この発想はなかった…」「ただただ偉い」「勇者すぎます」「見て見ないふりする飼い主さんがいる中で感動しました!」などのコメントとあわせて、「私、葉っぱに包んで持って帰ったことならあります」「わかる!ダッシュで家に帰って袋持ってきて回収した」「靴下を犠牲にしたことあったな」など読者の共感の声や体験談も多く寄せられ話題となっている。
――『おさんぽ大ピンチ』を創作したきっかけや理由があれば教えて下さい。
お散歩中に実際に大ピンチに陥ってしまい、ホカホカうんちをつかんだ衝撃をみんなに聞いてほしくて漫画にしました。
――お散歩バッグを忘れてしまい大ピンチに陥ったゆむいさんの予想外の対処法が面白おかしい本作ですが、当時はどのような心境だったのでしょうか?
人生で最大級に焦りました。でも以前、動物の糞を踏んづけたことがあって最悪だったので絶対どうにかせねば…!と思って、ああなりました(笑)。頭が悪すぎて…!
――本作をX(旧Twitter)に投稿後、3.7万を超える「いいね」とともに読者からの共感の声が多く届いています。今回の反響について、ゆむいさんの率直なご感想をお聞かせ下さい。
お叱りの声をいただくかと思ったのですが、一つもそういったコメントはなく、みなさんに笑ってもらえてよかったです!
靴下や葉っぱで包むとか、袋とリードをセットにしておくとか、先輩飼い主さんたちの天才的アイディアが集まって大変参考になりました。
みんなやさしい。
――絶望感を増幅させる絵のタッチや構図もとても印象的でした。作画の際にこだわった点や「ここを見てほしい」というポイントがあれば教えてください。
私がアホなポーズをキメている隅っこで犬はずっとかわいい感じに佇んでいるので、ぜひ犬に注目していただけると嬉しいです。うんぴもよく見るとかわいいですよ。
――ゆむいさんは本作以外にも『通りすがりのヒーロー達』などのエッセイをネット上で発信されているほか、『夫の扶養から抜け出したい』や『犯人は私だけが知っている〜母たちは静観する〜』(いずれもKADOKAWA)など多くの作品を描かれていますが、創作活動全般においてのこだわりや特に意識している点がありましたら教えてください。
私は基本的に喋ることが苦手なので、口で話す代わりに絵でどうにかみんなに伝えるつもりで描いています。ただのコミュ障の極みです!
面白かった話もモヤった話も、とにかく「伝わりますように!」と思いながら描いています。
――最後に作品を楽しみにしている読者やファンの方へメッセージをお願いします。
犬漫画はまだ描き始めたばかりなのですが、これからもっと犬の楽しいことを漫画にしていこうと思っているので、また読んでくださると嬉しいです。
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