毎週木曜に放送中のドラマ「遺留捜査」(テレビ朝日系)で、主演を務める俳優の上川隆也が、8月2日に京都府中京警察署の「夏の一日警察署長イベント」に登壇。トークショーでは、交通事故防止や特殊詐欺についての話を興味深く聞き入り、持論も展開しながらトークを繰り広げた。
まず警察署で行われた任命式では、神妙な面持ちで京都府警中京警察署の署長から“一日警察署長”の委嘱状を受け取った上川。
その後、場所を移して行われた交通事故防止・特殊詐欺被害撲滅キャンペーンイベントでは、京都のファンを前に、時折柔和な笑みを浮かべながら会場を盛り上げた。
大きな歓声で迎えられた上川は、まず「交通事故防止」に関して中京警察署の交通課長を相手にトークを展開。
上川演じる糸村が、都内から京都へ異動したことに触れ、相棒の自転車は健在なのかという質問に、上川は「シリーズも4作目を重ねたんですが、1作ごとに代が替わっているんですよ。自転車は。今回は4代目の自転車で走り回っております。もちろん安全運転です」と明かす。
交通課長によると、この中京区は、交通事故の中でも自転車が関係する交通事故が3割以上を占めるという、自転車事故が多発地域なんだそう。
自転車事故にまつわるエピソードについて、上川は「小学生のころに自転車を漕いでおりまして、何に気を取られたのかは覚えていないんですけど、自転車運転中によそ見をしてしまって、気が付いたら電柱のところにガンってぶつかったという思い出はあります。幸い大きな外傷はなく、たんこぶができたくらいで済みましたが…」と、幼少期の思い出を語った。
それを受け、交通課長が「じゃあ、泣いて帰ったんですね」とぼそっとまとめると、上川はすかさず「いいえ、泣きもせずに帰りました! 悔しかったんで」と、負けず嫌いな一面を見せた。
その後、交通課長が交通標識を見せて「この標識はどんな意味かお分かりですか?」と質問。上川は「一応免許を持っているんで、知っています。一旦停止ですよね」とビシッと答え、以前の標識と変わったことについて問われると「英語が書いてありますよね。でもこれは初めて見ました」と即答し、会場を沸かせた。
交通課長から「では、ドラマを通じて交通安全をね…」と呼びかけると、上川は慌てて「遺留捜査は交通課のドラマではないので(笑)、そういうふうに部署が変えられたなら専念します」と、ユーモアを交えツッコミを入れていた。
さらに、自転車の安全な利用に関する虫食いクイズが出されると、上川は難なく空欄の部分を答え、観衆や警察関係者を驚かせた。うっかり司会者が空欄部分を間違えて答えを言ってしまい、正解が分かった状態で答えるという場面も。これにも上川は慌てず反応し、うまくリカバリーしていた。
そして交通課長の「糸村刑事もどんなに急いでいる時も、道路のマナーを守っていただきたいと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします」と言われ、上川は「事件現場へ行くときだけは急いでいいですか?」と食い下がる場面も。
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