「なんか…」と天が言うと、「な、まだ帰りたくない」と阿吽の呼吸で返す龍司。「ね!」と天は笑顔になり、もう少し話してから帰ることにする。
灯台が見える海辺を手を繋いで歩き、夏休みにどう過ごしていたか、風が気持ちいいと雑談する2人。
龍司と天は夜通し話し、空が白んでくる。天が「俺、江の島に来て良かった」とポツリと言うと、「これからよろしくな、天」と龍司が言い、「よろしくね、龍司くん」と天も返す。朝日を背に龍司と天は手を繋いで帰っていくのだった。
話しても話しても話し足らず、夜通し話していた彼らの恋の高揚感が伝わってきてこちらもわくわくとしてくる。彼らの恋はこれから始まってゆくことが感じられて、キュンキュンとなるさわやかなラストだった。
◆構成・文=牧島史佳
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