――久保さんは初めての演技で難しいことばかりだったと思いますが、特に印象に残っていることはありますか?
久保:笑顔が不自然っていうのを言われてしまったり、あと(山崎と)同じで、動きながらせりふを言うのが不自然になりがちでした。それと、役的に気まずいっていうシーンがあるんですが、どう演じたらいいのかなって。あまりにも全部の経験がなさすぎて、想像ではちょっと賄えないことも結構あったので、すごく戸惑うこともありました。
分からなすぎて(監督や先輩に)何を聞いたらいいかも分からず、自分から聞くというより、本番でやったものを「もうちょっとこうした方がいいよ」って言ってもらうことが多かったです。もうちょっと自分から聞けたら良かったなって思いました。
――初めて演技に触れてみてどうでしたか?
久保:実は演技というものにそもそも苦手意識があって、このお話を頂いた時からどうしようって思っていたんですけど、いざやってみたらすごく楽しいなっていう感覚があったり、自分のやったことがないキャラクターになれるっていうものがすごい楽しかったので、苦手意識がなくなっていいなと思ったりしました。
――山内さんは、すごく堂々と演技しているのが印象的でした。
山内:いやぁ、すごく緊張しました。最初の本読みの時は本当にガチガチで、どうしようっていう感じだったんです。映像系の演技をするのは「マジムリ学園」(2018年、日本テレビ)以来で、その時は本当に先輩の中で一人後輩が入って…って感じだったんです。
ドラマは舞台と違って流れで撮らないから、途中のシーンを一発で感情をそこに持っていって撮らないといけないっていう、そこの難しさをすごく感じていたんです。今回の映画が決まった時は、リベンジだって意気込んだので、前回よりは成長した自分をお見せできているんじゃないかなって思います。
――山崎さんはドラマ「ADオグリの事件簿」(6月26日、テレビ東京系)に続き、2度目の演技でした。
山崎:演技は好きです。元々ドラマとか映画を見ることが大好きで、小さいころから月曜日はこのドラマで火曜日はこのドラマみたいな感じで、1週間ずっとドラマを見ているような生活をしていたので、そういうところで表現とか勉強できていたのかなって。
あとは、元々歌って踊る時に表現するのが大好きで、ファンの方や同期メンバーに「表現力がすごくずば抜けているね」って言っていただけることが多いんですが、演技はパフォーマンスとは違うので、(今回は)演技経験のある3人の先輩方から学びながら演技ができたので、前よりは成長できたかなと思っています。
――自分のシーンで一番見てもらいたいところはどこですか?
山崎:私は最後のシーンなんですけど、難しいことに挑戦させていただいて、それを朝に一発で撮ったので、“二つの感情”を変えたりするのが難しかったです。詳しくは言えないですけど、自分の中では頑張ったシーンなので、そこを見ていただきたいなって思ってます。
山内:私も最後の方なんですけど、ドライブ最終日の前日のシーンで、4人全員で並んでそれぞれの感情が爆発するシーンがあって、そこはすごくお気に入りなシーンです。それまでの由佳ちゃんだったら強がっていたけど、3人と一緒にいるうちにだんだん心を許して、自分の本音も言えるようになってからのシーンなので、それぞれの本音も聞けたりして、すごく感情が高まった、すごく大好きなシーンです。
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