ワン・イーボー アイドルグループ「UNIQ」の活動を経て、新たな道で輝き続ける現在

2023/11/11 18:00 配信

ドラマ 音楽 コラム

アイドルグループ「UNIQ」に所属していたワン・イーボー(C)SBS

韓国「SBS人気歌謡」に過去4回出演するほど人気の中韓合同男性アイドルグループ「UNIQ」。同グループでメインダンサーとして活躍していたワン・イーボーは、現在ソロ活動に専念している。現在はドラマなどで華々しく活躍するワン・イーボーが「UNIQ」時代の活躍を見られる過去4回の「SBS人気歌謡」がCS放送の衛星劇場で11月に放送される。本記事では、「冰雨火」「風起洛陽」といった作品で人気俳優としての地位を確立したワン・イーボーが、歩んでいる新しい道をこれまでの軌跡から読み解く。

「全国IBD頂尖街舞大賽」での入賞がデビューのきっかけに


ワン・イーボーは、なぜ芸能界に入ったのか。中国で生まれ、幼い頃からダンスに憧れを抱き、ダンスを習い始めて1年が経った頃、「全国IBD頂尖街舞大賽」のヒップホップ部門に出場。普通なら考え難いことだが、彼はその舞台で全国16強に入賞する。同大会がきっかけで現在の所属事務所「Yuehua Entertainment」がスカウトし、晴れて同事務所の練習生となった。

「Yuehua Entertainment」は中国以外に韓国にも拠点を置く芸能事務所のため、練習生のワン・イーボーは14歳の頃から親元を離れ韓国で歌とダンスのレッスンに励んだ。そして2014年に中韓合同男性アイドルグループ「UNIQ」のメンバーとしてデビューを果たしたのだ。グループ内ではメインダンサーとリードラッパーを担当し、映画「ミュータント・タートルズ」の主題歌「Born To Fight」などでキレのあるラップを披露。MVが2億回も再生されるなど、大きな人気を呼んだのは記憶にも新しい。

またワン・イーボーは「グループの末っ子」を自称しており、茶目っ気のある言動でも知られている。たとえば来日の際に答えたインタビューのなかで「かっこいいと言われています」と自己紹介してみたり、「チャームポイントは声です」とわざと声を低くして言ってみたりと、すらっとしたハンサムな見た目とは裏腹な愛されキャラとしてなじんでいた。

「SBS人気歌謡」(C)SBS


「UNIQ」での輝かしい活躍

「SBS人気歌謡」(C)SBS


「UNIQ」はデビューを果たすと瞬く間に人気グループとなり、翌年には日中韓の3カ国でライブをおこなうほどに成長。韓国の長寿音楽番組「SBS人気歌謡」にも出演し、楽曲を披露している。

同番組で「UNIQ」はデビュー曲「Falling In Love」や、ファーストミニアルバムのタイトルにもなった「EOEO」を披露した。ポップな「Falling In Love」とハードなダンスとラップが中心の「EOEO」。対照的な2曲が選ばれているところに、同グループが持つ引き出しの多さがうかがえる。

また、ワン・イーボーがソロ活動に専念することになってからは、中国のバラエティー番組「天天向上」のMCに抜擢され、5年間MCとして務めることに。2018年にはテンセントビデオのオーディション番組「創造101」にダンスメンターとして出演するなど、新たな道で活動の幅を広げていくことになる。