男女が逆転した江戸の世界を描く、ドラマ10「大奥 Season2」(毎週火曜夜10:00-10:45、NHK総合)の“幕末編”、第17回が11月14日(火)に放送される。
「大奥」とは、よしながふみの同名コミックをドラマ化した作品。3代将軍・家光の時代から幕末・大政奉還に至るまで、男女が逆転した江戸のパラレルワールドを舞台に、ジェンダー、権力、病など、現代社会が直面する課題を描く。
2023年1月期に放送されたドラマ10「大奥」(NHK総合)のシーズン2作目となる今作では、吉宗の遺志を継ぐ若き医師たちが「赤面疱瘡」撲滅に向けて立ち上がるその後の物語から、女将軍をはじめとした幕府の人々が、“江戸城無血開城”のために奔走した幕末・大政奉還の物語を映像化。“幕末編”は、幕末・大政奉還で、幕府の人々が“江戸城無血開城”のために奔走するストーリーだ。脚本は森下佳子が引き続き執筆する。
第17回では――
家定(愛希れいか)の正室として輿入れしてきた胤篤(福士蒼汰)。薩摩が内部から幕政を操るために送り込んできた者として胤篤を警戒していた瀧山(古川雄大)と家定だが、その美しい容姿に圧倒される。聡明でどこか掴めない胤篤に、油断はできないと心配する瀧山の一方で、家定は徐々に距離を縮めていくことに。
家定の様子に安心した正弘(瀧内公美)は、開国派と攘夷派に分かれ意見がまとまらない井伊(津田健次郎)や堀田(高木渉)ら老中に挟まれながらも、家定から託された役目を果たそうと奔走する。
――という物語が描かれる。
公式HPで公開されている予告動画は、「私は顔形になど惑わされぬ」と言う家定の声の後に、自信に満ち溢れた笑顔を見せる家定の姿と優しく笑う胤篤の姿がそれぞれ映し出され、動画はスタートする。続けて、真剣な表情をした正弘が「あなたのようなお考えがこの国を滅ぼすのです!」と話す場面が。
また、場面が切り替わると、瀧山が「頼りになる相手は伊勢守様で良いのではないですか?」と伝えるシーンや慶喜(大東俊介)が「私ごときが次の将軍など」と話す様子などが流れる。そして、「ありがとうございました。私と巡り会ってくださって」という正弘の声と共に、涙を流しながらも笑顔を見せる正弘の姿と馬に乗る家定とその馬を引く胤篤の姿が最後に切り取られて、動画は幕を閉じる。
“男女逆転”「大奥」で、女将軍をはじめとした幕府の人々が、“江戸城無血開城”のために奔走した幕末・大政奉還の物語に、どんな展開が待ち受けているのか注目が集まっている。
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