<呪術廻戦>甚爾、漏瑚の最期に涙 アニオリ満載の戦闘描写に「すごいものを見た、ありがとうMAPPA」

2023/11/10 17:54 配信

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アニメ「呪術廻戦」第16話が放送(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会 (C)Sumzap, Inc./TOHO CO., LTD.

MBS・TBS系列全国28局にて放送・配信中のアニメ「呪術廻戦」(毎週木曜夜11:56-0:26ほか、TBS系/ABEMA・ディズニープラス・Huluほかにて配信)の第2期16話(第40話) 「霹靂」が11月9日に放送された。今回は伏黒恵(CV.内田雄馬)VS伏黒甚爾(CV.子安武人)、両面宿儺(CV.諏訪部順一)VS漏瑚(CV.千葉繁)の2つのバトルが展開。戦いの中で起こるドラマに胸打たれる視聴者が続出した。(以下、ネタバレを含みます)

映画と遜色なかった今話の2大バトル


注目の一戦が2連続で描かれた第16話。ドラマも素晴らしかったが、分かりやすく目を奪ったのは映画の世界と言って申し分ないド級の作画クオリティーだった。恵と甚爾の一戦にしても、漏瑚と宿儺の一戦にしても、次々に繰り出されていくアクションを様々な角度のカメラワークで捉え、それを破格のスピードで画面に映していく。しかも、絵作りが素晴らしいのはもちろんだが、2つのバトルの“質”の違いもくっきり表現されている。

恵と甚爾の戦いは、いうなれば“人スケール”の視点の戦いだ。渋谷の街に立ち、その中で動き、ガラスが弾け、車やマンホールの蓋など、そこに散らばるあらゆる物が武器になっていく。戦いは恵の危機や焦りが伝わる緊迫感のあるものとして描かれ、そこに目が釘付けにされていく。対して漏瑚と宿儺の戦いは、渋谷の街を飲み込む“呪霊スケール”の戦いだ。容赦なく破壊されていく街並みや、上空からのカメラワーク。溶岩の海に飲み込まれるビル群など、圧巻の光景が「すごい」という言葉さえ奪っていく。

静と動のようなメリハリの利いた2つのバトルシーンが1話の中に詰め込まれ、しかも作画は一切崩れない。アニメオリジナルもふんだんに盛り込まれた監督の構成力、アニメーターの力量が作り出したハイレベルの映像は視聴者全てに届いたのだろう。直後のXには「すごいものを見た、ありがとうMAPPA」「毎回、神回神回言ってるけど、今回はちょっとケタが違って言葉が出ない」「アクション描写が細かすぎて鬼リピートして分析してる」など、興奮と絶賛のコメントがあふれ返っていた。

アニメ「呪術廻戦」第16話より(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会 (C)Sumzap, Inc./TOHO CO., LTD.