ゴルフプロ・大須賀望にインタビュー　夢は大きく「日本でいっぱい勝って海外に行きたい」

ゴルフの女子プロペアとコースを知り尽くしたメンバーペア(アマチュアペア)の真剣勝負が毎週くり広げられる番組「ゴルフW」(毎週土曜夜8:00-9:00、ＢＳ松竹東急<全国無料放送・BS260ch>)。11月18日(土)と11月25日(土)の放送には、昨年プロ入りを果たした大須賀望プロが出演。そんな大須賀プロにインタビューを行い、今後の目標やツアーを回る中での苦労話などを語ってもらった。

誕生日に車で一人カップラーメンをすする!?

――ずばり、ゴルフのどんなところが好きですか？

ゴルフが面白いのは、トップ争いをしていても全く他の人が優勝したりすること。5打差くらいあっても、最後まで何があるか分からないじゃないですか。「先週優勝したけど今週は予選落ち」とかもあるし、見ている人はそういうのが面白いのかな。やる側としては……とにかく私はゴルフをやっていてよかったなと思っています(笑)。

――大須賀さんのInstagramには、凝ったデザインのネイルがたくさんアップされていました。ファッション面で気分を上げて、試合に臨むこともありますか？

いつも地元でやってもらっているのですが、これからステップアップツアーが終わるまで家に帰らない予定なので、“このネイルはいつ取ったらいいんだろう”って悩んでいます(笑)。やっぱり、ネイルをしている方が可愛いし、女の子的には気分が上がりますね。宮城を拠点にしていたときは1カ月に1回くらい変えたりもしていました。女子プロはネイルしている方も多いですよね。

――今シーズンのステップアップツアーが終わるまで家に帰らないとのことで、どのようにツアーを回っているのですか？

飛行機やレンタカーを使うと毎回お金がかかるって大変なので、いくつかの大会は一人で行く予定です。

テストに受かる前は、ミニツアーに行くのにも一人で行動していたので、誕生日に車中泊をしていたこともあります。夜ご飯も時間が遅くて営業していなくて、カップラーメンを食べて過ごしました(笑)。

大須賀プロ「早く海外で活躍できる選手になりたい」

――全米女子オープンなど、海外メジャー大会で近い将来の目標として見据えているものはありますか？

プロになって、この世界の厳しさを知ったのもあって、今は目先の目標であるレギュラーツアーで通用するようなシード選手になるのが目標ですが、中高校生の頃から、「日本でいっぱい勝って海外に行きたい！」という目標も持っています。

(岩井)千怜ちゃんとかは、若い年齢で全米女子オープンを経験できているので、レギュラーでもシードをとれるような選手になって、全米女子オープンの予選に出られるようになり、世界でどれくらい通用するのかやってみたいですね。

あと、日本にはプロテストがありますが、それに合格できなかった選手たちが台湾や韓国に行くことがあって。下部ツアーには参加できるので、そこで活躍しているケースも結構多いんですよね。だから自分も日本で頑張って、早く海外で活躍できる選手になるのが、一番の目標です。

――来年の展望や目標を教えてください。

来年はレギュラーで戦える選手になりたいです。最近のテストに合格した選手たちはすぐにレギュラーに行ってしまうし、ステップでも(櫻井)心那ちゃんは1年間(2022年)に5勝していて。一緒にテストに合格した組や、同期の中でも活躍している子が多いので、自分もそれについていきたいです。