コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、夜眠れなくなるほど怖いと話題の人気作品「ニクバミホネギシミ」をピックアップ。
作者のパレゴリックさんが11月7日にX(旧Twitter)で同作を投稿。そのツイートには合わせて6万以上のいいねと共に、多くの反響コメントが寄せられた。この記事では、パレゴリックさんにインタビューを行い、創作のきっかけやこだわりについてを語ってもらった。
1999年、ノストラダムスの大予言によってオカルト界隈は盛り上がりを見せていた。
「今が稼ぎ時だ」と思ったオカルトライターの犬吠埼しおいは、霊感のあるカメラマン・浅間博鷹が撮った“鏡台の写真”を見つける。そして、偶然にも同じ鏡台の写真が読者から届いた。
犬吠埼は取材をするためにその鏡台がある家に向かった。しかし、「娘の具合が悪くなってしまった」と断られてしまう。諦めきれず外からのぞいてみたものの、鏡を見ることはできなかった。
仕方なく帰った犬吠埼だったが、実はその様子をカーテンの隙間から“ナニカ”が見ていたのだ…。
その後、鏡台の秘密や犬吠埼と浅間の意外な関係性が明らかとなっていく。
意外な結末に、読者からは「怖すぎる」「夜に見るんじゃなかった…」「続きが気になる」など、多くのコメントが寄せられている。
――「ニクバミホネギシミ」を創作したきっかけや理由があればお教えてください。
読み切りで描かせていただいた「見ろ」というホラー漫画が思った以上に反応を頂いた為、ホラーで連載作品を描こうとなったのが始まりです。それまではホラーは見るだけで、自分で描こうなんて思ってもいなかったので、自分でも驚いています。
――本作を描くうえでこだわった点や「ここを見てほしい」というポイントがあればお教えください。
作品の謎について色々考えて頂けると、頑張って考えた甲斐があったなと思います。あとこれは見て欲しいというのとはまた違うのですが、「わからなくても特段支障はないけどわかったらもっと面白い」を意識したネタ部分に気が付いて貰えるとニヤリとします。
――「めちゃくちゃこわい」「続きが気になり過ぎる」など読者からの大きな反響がありました。コメントを読んだ時のお気持ちをお教えください。
有難いです。正直自分では怖いかどうかわからず模索しながら描いているので、独り善がりな作品になっていないか不安でした。そういった反応をいただけると、狙いが逸れていないことに安心します。
――パレゴリックさんの作品は見事な伏線回収によって読者を引き込んでいく印象ですが、普段作品のストーリーはどのようなところから着想を得ているのでしょうか?
通説をひっくり返すことが好きなので、そう感じていただけているのかもしれません。多くの人が当たり前だと思っている事の「もしも」から話を展開させるなど、適当に考えた造語から連想ゲームの要領でストーリーを組み立てていることが多いと思います。
――今後の展望や目標をお教えください。
本作はまだまだ始まったばかりですので、少しでも多く彼、彼女らの物語を紡いでいければと考えております。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。
作品を楽しみにして頂きありがとうございます。まだまだ未熟ではございますが、ご期待に応えられるような作品を発表し続けられるよう頑張ります。
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