西山潤&田中美麗、初めてのベッドシーンで「最初から全てをさらけ出しました」 2人が語る新しい男女関係 <ドラマ「こういうのがいい」>

2023/11/16 18:30 配信

ドラマ インタビュー

最初の撮影シーンで全部をさらけ出したので、怖いものはなかった(西山)

※ザテレビジョン撮影


――仲よくなったきっかけは?

西山:最初のシーンがラブホテルだったのですが、僕も初めてのベッドシーンで、美麗ちゃんも初めてのベッドシーンで、お互いに緊張していました。そのシーンから始まり、引き出しを全部さらけ出したので、もう怖いものはなかったです。そのシーンが始まりのおかげで翌日から、距離がギュッと近づきました。

――仲のよさが伝わってきますね。

田中:決まったスタジオで撮るというよりは、村田のマンション、友香のマンションというさまざまな所で撮影していました。控室がない場所が多かったので、それが逆によかったのかなと。視界の中にお互いがいるというドラマの空気感もそこで作れますし、お手洗いでいなくなる時以外はずっと一緒でしたし、離れることがなかったです。

西山:会話をしない会話と言いますか、会話をしなくても、気まずくない。ただ話してないだけの時間も結構ありました。

田中:沈黙が耐えられる人ってなかなか出会いえないんですよね。

西山:(出会ってくれて)ありがとう(笑)。

田中:こちらこそ!

――情報解禁時に、監督と話しながらシーンを作っているとおっしゃっていましたが、どのような話し合いをされたのですか?

西山:お互い意識していたのは会話のキャッチボールです。会話の中では、キャッチボールしている時もあれば、お互い言いたいことを言っている時もあって。全部受け取ってしまうと、せりふが出にくくなっちゃうこともありました。テレビを見ながら「このドラマ面白いね」「そうだね…このポテチうま」みたいな会話だけで緩い空気感を作るというのは僕にとってはすごく難しかったんです。

僕は監督と「空気感を作りすぎないことが大事。その上でキャッチボールをしよう」ということを話し合いました。美麗ちゃんも「会話を一個一個丁寧に」と話をしていたよね?

田中:そうですね。「フリフレ」という言葉自体もこの作品で知りましたし、どういう関係値かも分からない。恋人っぽくなっちゃうせりふとかも、2人は恋人ではないので、その駆け引きとかもすごく難しかったです。

今回、全8話通して、監督が代わるのですが、監督が代わると、撮り方も変わります。監督に何を求められていているのか、そういうのを探るのも楽しかったです。まるでテーマパークにいるような感覚(笑)。

「西山さんはマンガからそのまま出てきたみたいだった」(田中)

※ザテレビジョン撮影


――西山さんから見た友香というのはどのようなキャラクター?

西山:漫画や台本で読んだ時は、ぶっとんだ人だなというイメージでした。好きなことをやるというところを含め、どこかぶっとんでいますし、それがかわいさであり、よさでもあります。

美麗ちゃんがどう演じるのかなと思っていましたが、すごく真っすぐで一生懸命な美麗ちゃんと初めて本読みをした瞬間、「あ、これはすてきな友香になるな」「愛のあふれた友香になるな」と確信しました。共演してみて優しい友香が生まれたことにて安心しましたし、お芝居するのが楽しかったです。

――田中さんから見た村田は?

田中:漫画を読んだ時に思ったのは、ポーカーフェイスのうまい男の人だなと思いました。表情を見せない。友香はコロコロ表情を変えて、すごく騒がしい子なので、余計に村田というキャラクターが淡々としているように見える。何を楽しみに生きているんだろうと思っていました。

西山:(笑)。

田中:村田は謎めいた男性だけれど、友香と出会ったことによって、男らしい一面や人間らしさも出てきて、本来の自分になったのかなと。この村田をどう演じるのかなと思っていたのですが、本読みの時点で私のイメージ通りの村田がそこにいましたし、「むらたんぐやー!」と思いました(笑)。普通のことを普通にやるって意外と難しいじゃないですか? 

でも西山さんが演じる村田は本当に村田その人でした。違和感もなく、漫画からそのまま出てきたような村田だったので、本当に安心感がありましたし、「主演についていこう!」と思わせてくれました。

西山:そうだったんだ(笑)。すごくうれしいです。

田中:ただ本読みの時は緊張していたので…(言えなかったんです)。

――田中さんも緊張なさるんですね。全くそのイメージがないです。

田中:めちゃくちゃ緊張していました。記憶にないくらい…。

西山:(緊張している姿が)ミーアキャットみたいだったもん(笑)。

田中:(笑)。ずっと手をこぶしにしてギュッと握っていたので、あせもが手のひらにできるかと思いました。(西山と)目も合わせられなくて。

西山:初めてお会いする日、僕が最初に到着していたんです。美麗ちゃんが来たのが分かったので、「西山です。よろしくお願いします」と言ったら、斜め下を見て、「田中です。よろしくお願いします」と返してくるので、目を合わせてくれないクールな方だったんだなと思うのと同時に、仲よくなれるか心配でした。

田中:めちゃくちゃに緊張していました。目が一回合ったかどうかくらいで…。

西山:合ってないよ?(笑)。合ったと思ったらずれているし、僕が美麗ちゃんの目線を追い掛けてました(笑)

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