そんな修羅場を経たゆくえの男同士や女同士の恋愛はそういう人もいるという考えができるのに、「男女の友情は成立するかって質問だと、みんな自分はこうって自己主張ばかりするでしょ。それがね、もうそういうことなんだよ。恋愛より友情のほうが、なんか、扱いが軽い。恋愛の話には慎重なのに友情のことになると無意識に他人の価値観否定しちゃってる」という自分も含めた振り返りも深いところをついている。
そして、物語はまたちょっと変化が起きそうな予感が。椿が引越しを告げたのだ。ゆくえ、夜々、紅葉にとって「部室」のような居心地のよさがあった椿の家。
椿が引越しを考えている場面が差し込まれてきたなか、椿には、ゆくえたちにとっても自分の家が居場所になっているという迷いがあった。「誰の気持ちを優先するかっていう優先順位の問題」と言う椿の思いに、弟の楓(一ノ瀬颯)は「その優先順位に自分の気持ち入れ忘れてんだよ。ちゃんとエントリーして」と助言した。「自分のエゴを出した方がうまくいくこともある」とも。
椿の家という居場所がなくなることで何か変化が起きるのか、ゆくえたちが築く友情の行方が大いに気になる。
タイトルが今回もトレンド入りし、SNSには「恋愛感情がない修羅場をこんな感じで表現するの面白かったし、赤田とのやりとりはちょっと切なかったなー」「友情修羅場笑ってしまった」「恋愛感情のない三角関係もなかなかややこしい」など“修羅場”への反響や、「最後びっくり。椿さん引っ越しするんだ」「4人はどうなるんだろう」というコメントが寄せられた。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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