<ハロプロ純粋培養の歌姫・宮本佳林>ソロ3年目で羽ばたく今、つんく♂の教えを糧に新しい自分へと

2023/11/27 08:00 配信

音楽 アイドル インタビュー

3rdシングルはソロアーティスト・宮本佳林の変化を聴ける楽曲群


――新曲「バンビーナ・バンビーノ」はリズムがよく、キャッチーで耳に残る曲ですね。現在も盛り上がっていますが、今後ライブのキラーチューンになっていきそうです。

私の楽曲は今までアルバム曲も含め、格好良い曲や少し暗めのマイナー調の曲が多かったので、こういう熱くて明るい曲が増えるのは嬉しいですね。ライブのときは会場の皆さんも一緒に大サビのところを歌ってくれて、すごく盛り上がっています。ちょっと聴いただけでも耳に残るキャッチーな曲ですし、有線で流れているのを聴いて、好きになってくれた方もきっと多いんじゃないかと思います。

宮本佳林。「バンビーナ・バンビーノ」の決めポーズで撮影:鈴木康道


――もう一方の「Lonely Bus」は哀愁漂うような真逆の曲です。

「Lonely Bus」は懐かしさを感じるサウンド感で、そこにがっつり格好良いダンスを絡めているところが私的な見どころです。ぜひミュージックビデオも観ていただきたい曲です。

――音自体は今の音楽ですが、雰囲気が昭和歌謡のようでもあります。

そうなんですよ。私は80年代アイドルが大好きなので、あの時代を感じられる曲なのも嬉しいところでした。昔の曲を知らない方にも格好良いと思ってもらえる曲で、昔から音楽が好きだった方には「懐かしい感じだね」と言っていただけています。老若男女いろんな方にハマる曲になっているんじゃないかと思います。

――1stシングルの「氷点下」もそうですが、こういう表現力のあふれる曲は、宮本さんのソロアーティストとしての魅力を堪能できるものですね。

ありがとうございます。アーティストとして良いか悪いかは別として、器用貧乏みたいなことを言われることもあるんですよ。でも、弾ける曲も歌えるし、じっくり聴かせる曲も歌える。そういう二面性や、色々な歌い方ができるのは私の強みだと思うので、曲のジャンルを固定せず、曲の世界に合わせて幅広く歌いこなせるアーティストが私の理想です。

――配信シングルを含めると5作目。今回の作品は自分にとってどのようなものですか?

ソロ活動3年目になり、自分が発信したい“ソロでの私”がようやく固まってきたと感じられるシングルになっています。Additional Track(ボーナストラック同義)に入っている楽曲も、明るい曲、盛り上がる曲が増えつつあって、今までの曲と併せて“ソロアーティスト・宮本佳林”が出来上がってきたと実感しています。

――Additional Trackの曲についても教えていただけますか。

今回Additional Trackは4曲あって、「パラレルハート」は今までになかった台詞盛りだくさんの構成が面白い曲です。こういう曲は若い子たちにも刺さると思いますし、この曲と「Beautiful Song」は“バズる振付師”で話題の槙田紗子先生にダンスを作っていただいたので、それも併せて楽しんでもらえる楽曲です。「ソリスト・ダンス」は、お客さんがコールで楽しめる曲。アイドルの応援が大好きな方、フェスの盛り上がりが大好きという皆さんにぴったりで、最後の「BAD」はとにかく格好良い曲ですね。Juice=Juiceの曲や私の過去のソロ曲が好きという方には特に聴いていただきたい曲です。それぞれ歌の質も違うので、色々な私をお聴かせできる4曲になっています。

関連人物