【漫画】スイーツ好きなサラリーマンが出会った不器用な女性店員…心が通い始める2人に「これは癒される」「素敵な出会い」の声

2024/01/05 18:30 配信

芸能一般 インタビュー コミック

普段は不愛想な女性店員・能井が見せたほころんだ表情画像提供/あららぎ菜名さん

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回ピックアップするのは、創作漫画をX(旧Twitter)に投稿するあららぎ菜名さんの作品『甘味主義のサラリーマンとカフェ店員』だ。あららぎさんが2023年10月27日に同作を投稿したところ、3.9万件もの「いいね」と反響が続出。今回は、そんなあららぎさんにインタビューを実施し、創作のきっかけやこだわりなどを語ってもらった。

スイーツ好きのサラリーマンが出会った不器用な店員の本心とは

『甘味主義のサラリーマンとカフェ店員』(2/20)画像提供/あららぎ菜名さん

スイーツをこよなく愛するサラリーマンの御八大介(おはちだいすけ)は、とある喫茶店で見た目も味も100点満点のおいしいパフェに出会う。ただ、その喫茶店にいる女性店員・能井は笑顔ひとつ見せず、かなりぶっきらぼうな態度であったため、その点だけが気になっていた。

しかし、ここまでおいしいパフェに出会ったのは久しぶりのことで感動を抑えられない御八。意を決してこのスイーツを作っている人は誰なのか尋ねると、なんと能井が作っているとのことだった。

数日後、能井の態度に怯えつつも再び喫茶店に訪れた御八は、ネットで喫茶店に関するとある口コミを見かけて…。

スイーツ好きという共通点を持ち、距離が縮まっていく2人の様子に対して、ネット上では「こんな空間に巡り合いたい」「小さな優しさが温かい」などの反響が相次いでいた。

「笑顔になれないのには理由があるかもしれない」作者・あららぎさんが語る創作のこだわり

『甘味主義のサラリーマンとカフェ店員』(20/20)画像提供/あららぎ菜名さん

――『甘味主義のサラリーマンとカフェ店員』を創作したきっかけや理由があればお教えください。

私は過去に接客業のアルバイトをしたことがあります。体調が悪い時など、なかなか笑顔になれないことがあり、そこでお客さんに怒られたりして「笑顔になれないのには理由があるかもしれないのに…」と思いたったのが始まりでした。

漫画の主人公の御八は表面上で人を判断し、評価を下していました。しかし能井さんとちゃんと話をしたら能井さんは愛想のない人ではなかった。日常生活でも私たちは上辺で判断しています。少しでも「でもそうじゃないかもしれない」可能性について、読者さんに想像してもらいたいと思って描きました。

――描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあれば教えてください。

ケーキを描きたい!という気持ちがあったので、美味しく見えるように気をつけました。あとは、能井さんがだんだんと主人公に心を開いていき、笑顔が柔らかくなるように配慮しました。

――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。

一番最初、御八がスイーツの写真を撮って「これで飯が食える」と言っているシーンです。

――同作の主人公は“甘味主義”という設定ですが、あららぎさんも甘いものが好きで作品に反映したのでしょうか?

甘いものはもちろん好きです!漫画の御八ほどではないですが(笑)
頭が疲れてきたら欲しくなりますよね。私は甘いものだとお饅頭やクランキーチョコが好きです。

――『甘味主義のサラリーマンとカフェ店員』の続編は今後公開するのでしょうか?

続きは考えています。他の作品の続きも描こうと計画中で、この『甘味主義のサラリーマンとカフェ店員』も来年初めくらいに続きを描く予定です。

――今後の展望や目標をお教えください。

商業用の漫画企画も作っていますし、SNS用の漫画もどんどん発表していきます!とにかく「自分はこれが好きなんです!」という漫画を作っていくので、これからも応援していただけたら嬉しいです。

――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!

ただいまAmazonで無料で読める書籍を配信しております!4冊出版されており、近々新刊が配信されます。全て無料なので、お時間ある時にぜひ…!

過去に商業作品として『東京藝大ものがたり』という書籍も出させていただきました。私が東京藝大を浪人し、合格するまでの軌跡をエッセイ漫画として描き下ろしました。リアルな藝大受験が覗けます。こちらもぜひよろしくお願いします!